鮮烈な光のパワーを活かす匠のチューニング。 最新のビエラ65インチ有機ELが到達した 圧倒的高画質で満場一致の最高賞に輝く!

 オーディオビジュアルの専門誌として30年以上の伝統を誇るHiViが主催する「HiViグランプリ」は、その年のAV界を牽引した優秀製品を選定するビッグイベントであり、業界でもっとも権威のある年間アウォードとして、定着した催しとなっている。

 選考委員は、麻倉怜士委員長以下、本誌その他で活躍中の5名のAV評論家と、本誌編集部で構成されている。選考会は2022年10月25日に開催し名誉ある各賞を決定した。ここでは各賞に選出された製品を紹介する。

 選考経緯や選考理由等の詳細は、2022年12月16日発売のHiVi2023年冬号に掲載されているので、ぜひご覧いただきたい。

選考委員長 麻倉怜士
選考委員 潮晴男、小原由夫、藤原陽祐、山本浩司、鳥居一豊、HiVi編集部

 

ゴールド・アウォード

画像1: 第38回 HiViグランプリ2022 選考結果一覧【ゴールド、シルバー、ブロンズ アウォード】プロが選んだ最高のオーディオビジュアル製品

4K OLED DISPLAY
PANASONIC TH-65LZ2000
オープン価格(実勢価格61万円前後)

画像: ゴールド・アウォード

「自発光ディスプレイこそ最高のテレビである」というテーゼで高画質有機ELテレビを作り続けるパナソニック。最新の最高峰LZ2000シリーズ のうち、65/55インチ機は、有機ELの発光セル自体は外部調達となる が、それ以外は独自設計・組み立てによる「オリジナルパネル」を用いた製品となる。その独自パネルを使い、HDR時代の最高画質を目指して、 熟練のエンジニアたちが入念に仕立てあげたのがTH-65LZ2000だ。音響設計も新発想のラインアレイスピーカーを組み込むなど従来の家庭用テレビの枠を超えるべく、斬新な試みが施されている。

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シルバー・アウォード

画像2: 第38回 HiViグランプリ2022 選考結果一覧【ゴールド、シルバー、ブロンズ アウォード】プロが選んだ最高のオーディオビジュアル製品

4K OLED DISPLAY
LG OLED 42C2PJA
オープン価格(実勢価格24万円前後)

画像1: シルバー・アウォード

LGは、家庭用大画面有機ELテレビの元祖的存在であるためか、壁掛け設置時の美しさや操作画面の使いやすさなど、画質以外の要素もしっかり作り込んだ多様な製品ラインナップを展開している。OLED 42C2PJAは、スタンダードクラスとなるC2Pラインの大画面機と同様の機能を備えた現行最小画面搭載機。2022年は、他メーカーからも42インチ有機ELテレビがリリースされたが、それらを大きく凌駕する「緻密かつリアリティに優れた高画質」が認められ、他の大画面製品や高価格製品を押しのけて、見事〔シルバー・アウォード〕を獲得した。

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シルバー・アウォード

画像3: 第38回 HiViグランプリ2022 選考結果一覧【ゴールド、シルバー、ブロンズ アウォード】プロが選んだ最高のオーディオビジュアル製品

NETWORK PLAYER / AMPLIFIER
LINN SELEKT DSM Editionシリーズ

画像2: シルバー・アウォード

本格ファイル再生の嚆矢であり、定番アナログプレーヤーLP12を作り続ける英国のリン・プロダクツ。同社は「必要な機能をユーザー自身が選択できる」という斬新なコンセプトの「SELEKT」シリーズを2018年から展開。その多様性を備えた製品づくりの次のステップとして、よりグレードを高めた存在として登場したのが、このSELEKTの新グレード「Edition」シリーズだ。2021年登場の最高峰KLIMAX DSM/3開発で得られた資産を巧みに盛り込んだ格好となる。音が良いのは当たり前。その先を見据えているところが凡庸なオーディオブランドと一線を画している部分だ。

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ブロンズ・アウォード

画像4: 第38回 HiViグランプリ2022 選考結果一覧【ゴールド、シルバー、ブロンズ アウォード】プロが選んだ最高のオーディオビジュアル製品

4K LCD DISPLAY
SHARP 4T-C65EP1
オープン価格(実勢価格49万円5,000円前後)

画像1: ブロンズ・アウォード

液晶テレビの開拓者であり、盟主というべき存在のシャープ。同社は有機ELテレビも近年導入しているが、液晶テレビこそ自らの本懐と考えているようで、昨年、「Mini-LED」と呼ばれる超小型LEDを組み込んだシート状のバックライトと、量子ドットシートによる色変調方式を組み合わせた液晶テレビを8Kテレビと4Kテレビの2ライン誕生させた。それらを「XLED」テレビとして訴求している。EP1は、4K解像度のXLEDテレビ第2世代として登場。4T-65EP1は、同社通常ラインの製品(4T-C65EN1)と比較して、72倍のLED数、3倍の高輝度を実現している。

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ブロンズ・アウォード

画像5: 第38回 HiViグランプリ2022 選考結果一覧【ゴールド、シルバー、ブロンズ アウォード】プロが選んだ最高のオーディオビジュアル製品

CONTROL AV CENTER
STORM AUDIO ISP.24 Analog MK3
¥2,750,000 税込

画像2: ブロンズ・アウォード

仏Storm Audioブランドの最新AVプリアンプ。DSPやDACチップなど、物理的には前モデルISP.24 Analog MK IIからほぼ継続され、前面パネルのデザインが変更になった程度の違いしかなく、内蔵ソフトウェアが大きくステップしたことがMK3の本質的な進化点となる。具体的にはドルビーアトモス信号の「13.1.10」デコードをサポートしたことと、「StromXT」アップミキサーの対応が重要な進歩だ。従来は音声規格自体が未規定のスピーカーの音が鳴らないケースがあったが、後者の機能を活用することで設置した全スピーカーから音声再生が可能になった。

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ブロンズ・アウォード

画像6: 第38回 HiViグランプリ2022 選考結果一覧【ゴールド、シルバー、ブロンズ アウォード】プロが選んだ最高のオーディオビジュアル製品

AV CENTER
MARANTZ CINEMA 50
¥286,000 税込

画像3: ブロンズ・アウォード

テレビが中心にある現代のリビングルームでますます重要度が高まるHDMI接続機能をオーディオ、AV機器がどう取り込んでいくべきか。マランツは、そうした発想をベースにデザインと機能の両面でフィットする薄型AVアンプや、HDMI入力付き2chプリメインアンプを開発、近年大きなヒットを飛ばしていた。同社のAVセンターが「CINEMAシリーズ」として一新。2022年モデルとして先行登場した薄型機CINEMA 70sと同時発表されたのがCINEMA 50。新製品群の斬新なコンセプトに加えて、本機自体の純粋な音質も高く評価されて、見事〔ブロンズ・アウォード〕を獲得した。

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