リンジャパンから、同社システムの中核となる「SELEKT DSM:Edition Hub」と、D/Aコンバーターモジュール「ORGANIK DAC Module」が発表された。そのラインナップとシステム構成は以下の通りで、すべて12月1日の発売予定だ。

●ネットワークプレーヤー+プリアンプ
SELEKT DSM-EMO ¥3,080,000(税込)
<システム構成>SELEKTDSM:Edition Hub、Mono ORGANIKDAC Module、Mono Line Output Module
SELEKT DSM-EO ¥2,530,000(税込)
<システム構成>SELEKT DSM:Edition Hub、Stereo ORGANIK DAC Module、Line Output Module
●ネットワークプレーヤー+プリメインアンプ
SELEKT DSM-EOA ¥2,640,000(税込)
<システム構成>SELEKT DSM:Edition Hub、Stereo ORGANIK DAC Module、PowerAmp Output Module
●EXAKTヘッドユニット
SELEKT DSM:Edition Hub ¥1,760,000(税込)
●SELEKT DSM用モジュール
Mono ORGANIK DAC module ¥1,320,000(税込)
Stereo ORGANIK DAC module ¥770,000(税込)
Mono Line Output module ¥352,000(税込)

画像1: リンジャパンから「SELEKT DSM:Edition Hub」と「ORGANIK DAC Module」が登場。「KLIMAX DSM/3」に近いクォリティを目指し、驚きの品質を提供する
画像2: リンジャパンから「SELEKT DSM:Edition Hub」と「ORGANIK DAC Module」が登場。「KLIMAX DSM/3」に近いクォリティを目指し、驚きの品質を提供する

 リンの「SELEKT DSM」は、2018年に登場したネットワークプレーヤーとプリ/パワーアンプ機能を統合したDSMのラインナップで、直近ではDACモジュールの違いやパワーアンプの有無で4種類のバリエーションが準備されていた。

 なおSELEKT DSM:Edition Hubの登場により、従来のSELEKT DSMは「SELEKT DSM:Classic Hub」と名称が変更される。つまり、SELEKT DSMファミリーは、エンクロージャーの違いによるふたつのラインが準備されるわけだ。また、「AKURATE DS」「AKURATE DSM」「AKURATE System Hub」については生産完了となるそうだ。

画像3: リンジャパンから「SELEKT DSM:Edition Hub」と「ORGANIK DAC Module」が登場。「KLIMAX DSM/3」に近いクォリティを目指し、驚きの品質を提供する

 SELEKT DSM:Edition Hubは、SELEKTシリーズ用にラインナップされる各種モジュールを格納する、 “本体” となるアイテム。役割そのものは従来のSELEKT DSM:Classic Hubと同様だが、SELEKT DSM:Edition Hubはフラッグシップ機「KLIMAX DSM/3」により近いクォリティを目指し、音質面でも、仕上げ面でも驚きの品質を提供する贅沢な仕様で開発されている。

 まずエンクロージャーは、SELEKT DSM:Classic Hubがソリッドなアルミベースプレートにブラック・パウダーコーティングされたコの字型のスリーブを組み合わせていたが、SELEKT DSM:Edition Hubは、ベースプレート、2枚のサイドプレート、そしてトッププレートの4枚に約10mm厚の削り出しソリッドアルミニウムを使い強固に組み上げられている。

 本体トッププレートには、美しい放熱用のスリットが設けられた。スリットの形状は「音の波」を連想させ、曲線的に加工されている。フィニッシュはKLIMAXと同じく、アナダイズド処理のシルバーとブラックをラインナップする。

画像: SELEKT DSM–EMOのリアパネル

SELEKT DSM–EMOのリアパネル

 新たにステンレススティール・ベアリングを採用したガラスダイヤルは、なめらか回転動作でボリュウム操作が可能。フォトエッチ処理された100個のインジケーター部がボリュウムレベルを表示してくれる。ミラー処理されたスパイガラスパネルの奥には大型のTFTディスプレイが仕込まれ、必要な時に情報を表示する(使わない場合は消灯する)。

 接続端子は、SELEKT DSM:Classic Hubに加えてサブウーファー用の低音出力端子(RCA)を搭載。ステレオ再生時にメインチャンネルの低音用として機能するそうだ(サラウンド設定は不可)。また本体の正面左側側面にヘッドフォン端子が追加された。

 電源も進化し、SELEKT DSMシリーズ専用の新世代スイッチング電源が採用された。高速応答、高精度安定、高効率の最新型「UTOPIK-ユートピック」パワーサプライとなる。

画像: SELEKT DSM:Edition Hubの内部構造。写真左側のスペースにDACモジュール等を装着する

SELEKT DSM:Edition Hubの内部構造。写真左側のスペースにDACモジュール等を装着する

 SELEKT DSMモジュールの最高性能となる「Mono ORGANIK DAC」は、リンのオリジナルディスクリートDACアーキテクチャー「ORGANIK DAC」を採用したモノーラル型回路で、ライン出力モジュール「MonoLine Output module」と組み合わせて使用する(XLRとRCA出力に対応)。

 「Stereo ORGANIK DAC module」は、ステレオ型のORGANIK DACモジュールで、Line出力モジュールと組み合わせれば、SELEKT DSMをラインケーブルで接続するネットワークプレーヤー/プリアンプとして使えるようになる。さらにこれらとPowerAmp出力モジュールと組み合わせれば、ネットワークプレーヤー内蔵のプリメインアンプを構築可能だ。

 なおSELEKT DSMは3つの出力ベイを備えているが、ORGANIK DACと同時に、「KATALYST DAC」「Standard DAC」をミックスして搭載することはできない(KATALYST DACとStandard DAC間のミックスは可能)。Stereo ORGANIK DACを採用しサラウンド/バイアンプ/トライアンプ構成とする際は、ORGANIK DACのみで完成する必要があるわけだ。

 また以下の従来モジュールは、SELEKT DSM:Edition Hubにそのまま使えるとのことだ。
「KATALYST DAC module」「Line & Amp Hybrid output module」「Standard DAC module」「HDMI switching module」「Line output module」「Surround Processing Module」「PowerAmp outputmodule」

This article is a sponsored article by
''.