シャープ、「AQUOS XLED」シリーズに、煌めき感や色再現性を大幅に向上させた「EP1ライン」5モデルを新ラインナップ。11月19日より順次発売

　シャープから、miniLEDバックライトを搭載した4Kテレビのフラッグシップモデル「AQUOS XLED」シリーズの第2弾「EP1」ライン5モデルが発表された。11月19日より順次発売となる。ラインナップと価格は下記の通り。

●EP1ライン
4T-C75EP1　オープン価格（実勢価格￥737,000前後）　2023年1月28日発売
4T-C70EP1　オープン価格（実勢価格￥527,000前後）　2022年11月19日発売
4T-C65EP1　オープン価格（実勢価格￥495,000前後）　〃
4T-C60EP1　オープン価格（実勢価格￥440,000前後）　〃
4T-C55EP1　オープン価格（実勢価格￥363,000前後）　〃

　今回発表のシリーズは、昨年発売して人気のXLEDシリーズの第2弾となり、搭載するバックライト＝miniLEDの数を大幅に増やすことでパネルの輝きを3倍以上に向上させることに成功したのが特徴となる。それを支えているのが、バックライトの制御をより緻密に行なう「アクティブminiLED駆動」技術であり、1000以上の多分割エリア駆動を行なうことで、前述の輝き感だけでなく、黒の締まりについても相当に強化しているということだ。

　また、XLEDシリーズは市場でも好評をもって受け入れられているそうで、同社55インチ以上のテレビの構成比の中で、10％以上の比率を獲得しているという。同時に、テレビの平均買い替えサイクルがおよそ10年ということで、地デジ特需で沸いた2010～2012年ごろにテレビを購入したユーザーの買い替えニーズを獲得するために、3つのポイントで製品ラインナップを展開している。それが、大画面化、高画質化（2K→4K）、スマート化（対応）となる。

　大画面化では、近年のトレンドは55インチであり、本EP1ラインでは55インチをスタートに、5インチ刻みで画面サイズをラインナップ。55、60、65、70、75インチとなり、主に設置場所の横幅に合わせたサイズを自由に選べるようにした。

　高画質では、前述のminiLEDが大きく寄与。さらに新素材を採用した量子ドットを組み合わせることで、色再現範囲を20％拡大。従来のものに比べて主に赤の波長に関係する粒子を変更（改良）することで、赤の再現性（緑との分離感）を強化。これにより色再現の領域が赤方向に拡大し、結果20％の再現性向上をみたという。実際に視聴した赤い車のデモ映像では、赤いボディの煌めき感や彩度・深みが増しているのが見てとれた。

　そうした機器を制御する映像エンジン「Medalist S4X」も第4世代へと進化した。今回のトピックは、AI機能とセンシング（周囲の環境測定）の強化・搭載で、コンテンツや設置環境に最適化された映像を楽しめるようになった。AIでは、学習した100万パターンのデータベースを元に、映像のオブジェクトを認識、シーンごとに適した色調へと補正（最適化）してくれるという。センシングでは、従来の明るさセンサーの強化版という内容で、周囲の明るさに合わせて映像の明るさを調整してくれるものだが、今回はそこに、階調制御機能を追加したのがNewとなり、映像全体の明るさの変更に合わせて、暗部をつぶさず、明部を飛ばさず、という最適化が図られるようになった。

　音声面も強化されている。従来同様に画面の上下にスピーカーを配置する「AROUND SPEAKER SYSTEM PLUS」を継承しつつ、サブウーファーとミッドレンジに、高効率の「パワーボイススピーカー」ユニットを新搭載。背面の磁石が強化されているそうで（同時に小さくなった）、結果、レスポンスが向上し、よりクリアな音声（サウンド）が楽しめるようになったとしている。加えて、上面にあるハイトスピーカーは設置を前傾させることで、視聴者（ユーザー）への音の届き方を改良しているほか、画面下面に位置するミッドレンジユニットについては、搭載方法は下向きながら、正面に音が出てくるようなフロントオープン構造とすることで、こちらもサウンドの明瞭度を向上させる仕組みを取り入れている。もちろん、ドルビーアトモスの再生に対応する。

　その他、Googleアシスタント対応、映像配信サービスはNetflixなど8つの動画サービスの専用ボタンをリモコンに装備、シャープのエンタメアプリ「COCORO VISION」対応、回転式スタンド採用（左右30度）などのフィーチャーを備える。4Kチューナー（BS4K・110度CS4K）は2基内蔵し、別途外付けUSB HDDをつなげると4K放送と、地デジ、BS/110度CSデジタル放送の2番組同時録画も楽しめる。HDMI端子はHDMI2.1をサポートし、VRR、ALLM、eARC接続が可。

液晶テレビ / 有機ELテレビ AQUOS アクオス

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　なお、今回EP1ラインの発売を記念して、「AQUOS XLEDキャッシュバックキャンペーン」を本日10月25日より開始。来年の2月28日までに、今回発表のEP1ラインを含め対象の4K/8Kテレビの購入者に、5000円～40,000円のキャッシュバックを行なうというもの。対象の4Kレコーダーを同時購入すると、10,000円が加算される。

「AQUOS XLEDキャッシュバックキャンペーン」
購入期間：2022年10月25日～2023年2月28日
応募期間：2022年11月1日～2023年3月31日
対象機種：AQUOS XLED／AQUOS OLED／AQUOS 4K
セット購入レコーダー対象機種：4B-C60ET3、4B-C40ET3、4B-C20ET3、4B-C40EW3、4B-C20EW3、4B-C10EW3

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