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オーディオビジュアルの専門誌として30年以上の伝統を誇る月刊HiViが主催する「HiViグランプリ」は、その年のAV界を牽引した優秀製品を選定するビッグイベントであり、業界でもっとも権威のある年間アウォードとして、定着した催しとなっている。
選考委員は、麻倉怜士委員長以下、本誌その他で活躍中の6名のAV評論家と、本誌編集部で構成されている。選考会を2020年11月4日に開催し、名誉ある各賞を決定した。ここでは各賞に選出された製品を紹介する。
選考経緯や選考理由等の詳細は、2020年12月17日発売のHiVi2021年1月号に掲載されているので、ぜひご覧いただきたい。
選考委員長 麻倉怜士
選考委員 潮晴男、小原由夫、高津修、藤原陽祐、山本浩司、HiVi編集部
ゴールド・アウォード
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4K OLED DISPLAY
PANASONIC
TH-65HZ2000
オープン価格(実勢価格49万円前後)
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10月に発売された、パナソニックの2020年有機ELディスプレイ最上位モデル。型番から分かる通り昨年モデルGZ2000の後継機にあたり、自社設計・組立てのパネルを搭載することが一大特徴だ。この点はGZ2000から承前であり、スペック上の差分としては音声再生の自動調整機能「Space Tune Auto」に対応したことが挙げられる。しかし、ここで評価されたのは、主に磨き上げられた画質。発光制御を全面的に見直し、階調表現力をさらに高めている
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シルバー・アウォード
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AV CENTER
DENON
AVC-A110
¥680,000+税
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現在もデノンの最高級品として継続されるAVC-X8500Hをブラッシュアップ。デノンの110周年を記念し、コストを度外視してつくられたという特別モデル。13chアンプを内蔵し、本機のみで最大7.1.6のドルビーアトモスに対応するなど、基本設計はAVC-X8500Hと同等だが、パーツの選定を突き詰めることで品質向上が図られた。HDMI基板は最新仕様にアップデートされており、8K/60p信号のパススルーに対応することも見逃せないポイントだ
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シルバー・アウォード
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8K LCD DISPLAY
SHARP
8T-C70CX1
オープン価格(実勢価格60万円前後)
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2018年HiViグランプリでゴールド・アウォードを獲得したAX1シリーズに連なる、「AQUOS 8K」の最新モデル。パネルにおいて純度の低い光波長を取り除くことで色彩の表現力を高めた、VA仕様の「8K Pure Colorパネル」を搭載。BT.2020色域で81%をカバーする。さらにこれを8Kパネルのためのエンジン「Medalist Z1」で駆動。「8K精細感復元アップコンバート」などを駆使して独自の8K映像表現に挑んだ
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ブロンズ・アウォード
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8K OLED DISPLAY
LG
OLED 77ZXPJA
オープン価格(実勢価格250万円前後)
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2019年HiViグランプリのゴールド・アウォードを獲得したのが、LGの“8K対応”有機ELテレビOLED 88Z9PJA。2020年はついにBS8Kチューナーを搭載した8K有機ELテレビが登場した。それがこのOLED 77ZXPJAで、LGのプレミアムブランドである「LG SIGNATURE」に属する特別な製品だ。映像エンジンも改められ、「α9 Gen3 AI Processor 8K」へと進化。8K有機ELテレビを発売しているのは現在LGのみだ
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ブロンズ・アウォード
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AV CENTER
STORM AUDIO
ISP.24 ANALOG MK2 + PA 16 MK2
CONTROL AV CENTER
ISP.24 ANALOG MK2
¥2,000,000+税
POWER AMPLIFIER
PA 16 MK2
¥1,300,000+税
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ストームオーディオは、チャンネルベースのイマーシブサラウンド規格Auro-3Dの生みの親Auro Technologiesが立ち上げたブランド。現在では、Immersive Audio Technorogiesグループに移管され、サラウンドプロセッサーならびにパワーアンプをリリースしている。Auro-3Dのデコードに対応することはもちろん、ドルビーアトモスやDTS:Xのデコードにも対応。トップスピーカーは最大10本のアサインが可能だ。なお、「MK1」ユーザーは有償アップグレードサービスを利用できる
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ブロンズ・アウォード
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4K OLED DISPLAY
TOSHIBA
77X9400
オープン価格(実勢価格70万円前後)
![画像3: ブロンズ・アウォード](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783364/rc/2020/12/22/8f94b38dbf02794be87b0cdc1f4ae592134a6726_xlarge.jpg)
有機ELレグザの上位モデルX9400シリーズ最大サイズがこの77X9400。ドルビービジョンやHDR10+の対応など、基本設計は55型などの小型モデルと同様。「クラウドAI高画質テクノロジー」による放送番組に対する処理も当然に対応するほか、東芝流の“全録”「タイムシフトマシン」機能を備えることで放送波受信・視聴機としての価値を総合的に高めている
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