執筆陣
いつでもクリエイティブな活動ができるように、アーティストに寄り添った録音スタジオへリニューアル。ポニーキャニオンの新しい取り組みを聞く(後)
前回は、ポニーキャニオンが渋谷に新設した空間オーディオ(ドルビーアトモス)対応スタジオについて紹介した。音空間オーディオのフォーマットで使われているドルビーアトモスのミキシングに早くから取り組んできた同社が対応スタジオを増やしたことで、これからどんなコンテンツが登場してくるか、期待したいところだ。
そんな同社はまた、空間オーディオとはまったく異なる試みにも取り組んでいるという。その一環として東京・芝公園にあったサウンドシティ・アネックススタジオを取得、新たにタワーサイドスタジオとして運用を開始した。
この空間は1979年に「日音スタジオ」として誕生、その後「サンライズタワーサイドスタジオ...
執筆陣
空間オーディオの楽曲を充実させるため、ドルビーアトモス対応スタジオを新設しました。ポニーキャニオンの新しい取り組みを聞く(前)
音楽ストリーミングサービスの普及に伴い、いつでもどこでも気軽に音楽コンテンツに触れられるようになって久しい。読者諸氏の中にも、音楽を聞くためのアイテムとしてスマホやタブレット、あるいはApple TVやAmazon Fire TVなどのスマートデバイスを使っているという方も多いだろう。
さらに再生される楽曲自体も変化しはじめている。CDの頃は44.1kHz/16ビットの非圧縮リニアPCMデジタル信号でメディアに記録されていたが、配信ではデータ量を抑えるという目的もあって、AACを始めとするデジタル圧縮方式が使われるケースがほとんどだ。
さらに2chステレオ音声以外にも空間オーディオと呼ば...