貴重な文化財を自由自在に鑑賞できる! 東京国立博物館とNHKが共同で「8K文化財プロジェクト」を発足。超高精細8K映像を用いた3D CGデータを使ってさまざまな鑑賞法を訴求
東京国立博物館とNHKは、8K映像技術を使った共同研究「8K文化財プロジェクト」を発足させ、その成果の第一弾発表会を、東京国立博物館内において開催した。今回ピックアップしたのは、青森県の木造亀ヶ岡出土の「遮光器土偶」(重要文化財)、および400年前の京都を活写した「洛中洛外図屏風 舟木本」(国宝)。会場には、8K文化財プロジェクトによって同2作をデータ化した各種展示・体験・上映コーナーが臨時で設けられ、同プロジェクトの展望する“新たな美術鑑賞方法”の提案が、実地で体験できるようになっていた。
8K文化財プロジェクトとは、8K映像技術や最新の3Dスキャナー、フォトグラメトリ技術(写真から、...