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映画『ストレージマン』、満員の観客の中初日舞台挨拶を開催。「初日からたくさんの方にこの作品が届いたことが嬉しいです」(瀬戸かほ)
コロナショックによる派遣切りによって職を失い、住む家も家族も失った男が、「居住禁止」であるはずのトランクルームでの生活へと追い詰められていく……。
池袋シネマ・ロサにて5月20日から2週間上映中。現代の閉塞感を描いた萬野達郎監督作品『ストレージマン』の舞台挨拶が、初日の20日(土)に行なわれた。萬野監督のほか、主人公・森下に扮した連下浩隆(プロデューサーも兼任)、一人二役に取り組んだ瀬戸かほ、渡部直也、立野沙紀、宮崎翔太、米本学仁、森恵美が、超満員の観客の前に登壇した。
瀬戸かほ 入り口で“こんばんは、今日ありがとうございます”と(観客に)お声掛けさせていただいたんですけど、ああ、こんな...
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映画『ストレージマン』が待望の公開。一人二役に初挑戦した「瀬戸かほ」は、「悩んでいる人の元に届いてほしい」
映画『ストレージマン』が5月20日(土)より池袋シネマ・ロサほかにて全国順次公開される。監督は経済済情報メディア「NewsPicks」やNHKワールドの経済番組で演出を担当した萬野達郎。主役の自動車工場の派遣社員・森下には連下浩隆が扮し(プロデューサーも兼任)、瀬戸かほはその妻・晶子と、彼女と瓜二つの由美子の“一人二役”に取り組んだ。ここでは、新境地を開き続ける瀬戸かほに話を聞いた。
――一人二役を演じたのは今回が初めてですか?
はい、初めてです。萬野監督とは以前映画祭でお会いしたのですが、今回二役出演のご連絡をいただいた時は、驚きと不安を感じながらも挑戦してみたい気持ちもあって色々な感...
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約40分の中に、容赦ないリアルが盛り込まれている。「明日は我が身」と、ひりひりした。映画『ストレージマン』公開
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2022で観客賞受賞、福岡インディペンデント映画祭2022でグランプリに輝いた萬野達郎監督作『ストレージマン』が、12月16日から18日まで池袋HUMAXシネマズにて先行上映される。
主人公の森下は、かつては一流企業に勤めていて、後輩からも慕われる存在であったが、コロナ禍で生活が一変。義理の父の意向もあって、妻や娘からも切り離されてしまった。そんな彼がトランクルームでの生活を始めてからが、この映画のメインテーマとなる。本来は物を置くための部屋であり、人間の寝泊まりはもちろん飲食も厳禁のトランクルームで、衣食住をしていくわけである。ぼくは「いつかバレるんじゃ...