オーディオ評論の第一人者・菅野沖彦の記事を厳選し、集大成した「別冊ステレオサウンド『菅野沖彦著作集<上巻>』」、好評発売中
菅野沖彦氏は、季刊『ステレオサウンド』誌の創刊2号(1967年)以来、四十数年の長きにわたり、オーディオ評論の第一人者として健筆を揮ってこられた。合計すれば数千ページになるはずだが、その中から個別の試聴リポート以外の、特に菅野沖彦氏ならではの視点から考察・執筆された記事を厳選し、集大成した別冊が、この『菅野沖彦著作集』(上下2巻構成)である。まずは、その上巻をお届けしたい。
その著作の中には、オーディオ評論の第一人者としてだけではなく、名演奏・名録音の誉れ高い数多くのレコードやテープを制作された録音制作家としても、永年にわたって活躍されてきた菅野沖彦氏の、含蓄に富む文章が豊富に収録されて...