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国産アンプメーカーのレーベンより、海外でベストセラーとなった「CS600X」が待望の国内再登場
レーベンは1990年代に登場した兵庫が拠点の国産アンプメーカー。しばらく日本国内での販売を見合わせていたがこのほど復帰。
プリメイン型式のCS600Xは、世界的人気を誇ってきたというCS600のリファイン版だ。回路を見直し、将来的なサービス性を考慮して初段に12AU7を起用。初段はSRPPであり、そこに直結される2段目は12BH7Aによるカソード結合型位相反転段。出力段は標準がEL34のプッシュプルであり、管ごとに個別のカソード抵抗を配置して安定動作を重視している。また、カソード抵抗の値は内部のスイッチで切り替えられるようになっていて、出力段B電源の電圧値も同様だ。これらは6L6GC、K...