映画『ブルーム―ン』、第98回アカデミー賞主演男優賞(イーサン・ホーク)にノミネートされている、リンクレイター監督の話題作
この作品を観るということは、どんな効用を与えるか。アメリカン・ポピュラー・ミュージックを好きな者であれば点と点がつながって線になっていく快感を得ることができるだろうし、いろいろアングルを変えれば、それこそ何千字もの文章を書くこともできるだろう。劇中、ほぼ英語しゃべりっぱなし、つまりとてもセリフが多いのだが、さすが作詞家が主人公だけあって、結構心憎く韻を踏む。その作詞家=ローレンス(日本ではなぜかロレンツ表記)・ハートの最晩年の姿を演じるのは、なんとイーサン・ホークだ。かつて『ブルーに生まれついて』でチェット・ベイカーに扮した彼が、特殊メイクで小柄になり、地毛を剃るだか抜くだかしてハゲ気味...