執筆陣
ニュアンスを提示するだけで、AIが作曲までしてくれるかも? ソニーCSLが、「人類の未来のための研究」の成果を発表(2)
ソニーCSL(コンピュータサイエンス研究所)が、10月下旬に開催した「OPEN HOUSE 2018」会場で見つけた、オーディオビジュアルに関連した研究テーマを続いて紹介しよう。
機械学習を用いた音楽制作活動が既に始まっている
OPEN HOUSE 2018の会場で、麻倉怜士さんを発見。麻倉さんが興味深そうに試聴していたのが、「機械学習を用いた音楽制作活動」の展示だった。これは2012年から研究開発が進められてきた作曲を補助するツールで、既に商用音楽制作への適応を検証する段階に入っているそうだ。
「Flow Machines Composer」と名付けられたこのツールは、アーティストがコ...
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プロピアニストの指使いを疑似体験するシステムや、歩いて聴く音楽を展示。ソニーCSLが、「人類の未来のための研究」の成果を発表(1)
ソニーCSL(コンピュータサイエンス研究所)は、10月下旬に同社設立30週年を記念した「OPEN HOUSE 2018」を開催した。
ソニーCSLは、新たな研究領域や研究パラダイム、新技術や新事業を創出し、人類・社会に貢献することを目的に設立された。一番のテーマは「人類の未来のための研究」を行なうことで、システムバイオテクノロジーから経済物理学、エネルギー、医療、人間の能力研究と扱う内容も幅広い。
実際にOPEN HOUSEでも41の研究テーマに関する成果が展示されており、いずれも興味深い内容が並んでいた。ここではその中から、オーディオビジュアルに関連した研究テーマをピックアップして紹介...