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セリーヌ・ディオンの人生から生まれた愛の物語『ヴォイス・オブ・ラブ』は、音楽ファン必見のエンタテインメントである。ぜひ、音のいい映画館で楽しんで欲しい
セリーヌ・ディオンの半生を綴った『ヴォイス・オブ・ラブ』がいよいよ公開される。「セリーヌ・ディオンの人生から生まれた愛の物語」というキャッチコピーの本作は、セリーヌをモデルにしたアリーヌの成長を描いたフィクションだ。
セリーヌの生きざまに関してはそれなりに知っていたつもりだったが、14人兄弟の末っ子だったり、歯列矯正をしたエピソードは本作で初めて得た情報だった。
人知れず苦労の多かったセリーヌの成功の道のりを、ヴァレリー・ルメルシエが主演、脚本、監督で描いている。ルメルシエに関しては寡聞にして本作が初見だったが、フランスでは女優としてだけでなく、映画監督としての実績もあるマルチプレーヤー...