執筆陣
ヒュー・グラント主演。24×『クワイエット・プレイス』脚本コンビによる“脱出サイコ・スリラー”。『異端者の家』
突如、宗教の勧誘が家にやってきたらどうしますか?
私はビビる。が、この映画に登場する男性、リードは一味違う。遠いところからようこそいらっしゃいました、もちろんウェルカムですという感じで迎え入れる。柔らかな物腰、明晰な頭脳、広く奥行きのある家。だが「どの宗教も真実とは思えない」という考えを持っていた。そこに、シスターふたりが訪ねたということは、いわば、「飛んで火にいる夏の虫」状態。リードは「帰ってください」と言うかわりに、シスターたちを“密室の迷路”に引きずり込む。
リードを演じるのは、日本でも高い人気を誇るヒュー・グラント。だが今回はロマンティックでもなんでもない。ずばり、彼が扮するのは...