「紗倉まな」の最新小説「うつせみ」が発売。実在の祖母の存在を借りて、整形をテーマに完成させた
作家・女優として幅広く活躍している紗倉まなの最新小説「うつせみ」の刊行を記念した会見が発売日でもある12月5日に、版元の講談社で行なわれた。
最新作となる「うつせみ」は、美容整形を繰り返す79歳の祖母と、その孫でグラビアアイドルの辰子の二人を軸に、ゴールの見えない「美しさ」に翻弄される女性たちを描いた注目作。
本作の執筆のきっかけを聞かれると、「美しさ=美醜にまつわる問題は、ずっと書きたいと思っていたテーマで、実は一度書きかけた作品があるんですけど、なかなかうまくまとめることができずに、何度も書き直して、ちょっと寝かせて……を繰り返していたんです。最近になって、10代の子でもカジュアルに...