スカイワースは8Kに力をいれている。プレスカンファレンスでは65、75、86型の液晶8Kテレビ、「Q71」シリーズ(60Hz駆動)と、120Hz駆動の「Q91」シリーズを紹介していた。
それと共に、8Kカメラも紹介した。「8Kはまだまだコンテンツが不足しています。そこで、スカイワースは8Kカメラを開発しました。これで世界のクリエイターが8Kコンテンツをたくさんつくってくれることを期待しています」(Tony Wang社長)。
それが「LIFE RECPRDER」。8Kライブのためのワイヤード接続のイーサネット、ワイヤレス接続用のUSB3.0、8Kモニター用のHDMI2.1を持つという以外のスペックは不明だが、実はこれとそっくりの4Kカメラがパナソニックから発表された。LUMIXブランドの「BGH1」だ。
LUMIXはこれまで一眼型で動画撮影に対応してきたが、BGH1はまったく形が変わり、小型のキュービック型だ。レンズや周辺機器を多数取り付けられる発展性が得られることに加え、撮影スタイルの多様性に応える形だ。
インターフェイスのSDI、ゲンロック、イーサネットはLUMIX初だ。これにより複数での撮影が可能。離れた場所からの置き撮りもできる。四角のエッジは手触りを考え、削られている。リグを取り付けるねじ穴も四方に開けた。
これらがLUMIXのBGH1開発の狙いだが、同じ時期にそっくり形の8K動画カメラが登場するとは、びっくり。BGH1は現場のカメラマンの意見を大いに聞いたとしているが、スカイワースのLIFE RECPRDERも声を聞いたから、同じような形になったのであろうか。
でも、ねじ穴などが違い、完全に別物ではある。このキュービックスタイルが、これからのスタンダードのひとつであることは確かだろう。