LGエレクトロニクスのローラブル(巻き取り)OLEDテレビは、すでに韓国で発売されているが、TCLはフレキシブルOLEDの新しいアプリケーションをプレスカンファレンスで発表した。

 製品としてどれほどのリアリティがあるかは不明だか、6.7インチのローラブルAM(アクティブ・マトリックス)OLEDはスマホ応用として、早期の登場が期待される。持ち運びは女性のコンパクトのように、文字通りコンパクトで、使う時は縦方向に延ばすと、7.8インチサイズになる。LGエレクトロニクスもプレスカンファレンスで同様のコンセプトのスマホの動画を見せた。こちらは横に伸びる。

画像1: 【麻倉怜士のCES2021 レポート06】 OLEDの次のローラブルイノベーション。LGエレクトロニクスとTCLの挑戦
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画像: TCLのプレスカンファレンスから、6.7インチ・ローラブルOLED youtu.be

TCLのプレスカンファレンスから、6.7インチ・ローラブルOLED

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 TCLではもうひとつ、17インチの印刷OLEDによる巻きもの(SCROOL)ディスプレイも話題。こちらはまさに時代劇の“巻きもの”。使わない時は、円筒形に巻き取り、引っ張りだし、超ワイドアスペクトの紙のようなディスプレイとなる。

 これは印刷方式ということでも注目される。LGエレクトロニクスのローラブルOLEDは従来からの蒸着方式だが、これはRGB発光の印刷方式。印刷OLEDといえば日本の泰斗、JOLEDがTCLと提携しているので、その技術が流れたかと思って確認したが、もともとTCL(正確には傘下のCSOT)は以前から印刷OLEDを開発していたということで、JOLEDはより大型の技術を提供しているという。

 TCLの6.7インチ・ローラブルOLED、17インチの印刷OLED巻きものディスプレイは、現物は見れなかったけど、形の変化が新しいニーズを生みそうだ。

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画像: TCLのプレスカンファレンスから、17インチの印刷OLED巻きもの(SCROOL)ディスプレイ youtu.be

TCLのプレスカンファレンスから、17インチの印刷OLED巻きもの(SCROOL)ディスプレイ

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