ソニー
Inter BEE 2018のソニーブースには、440インチという超大型サイズの「クリスタルLEDディスプレイ」がセットされ、8K/4KのHDRコンテンツがデモされていた。
クリスタルLEDディスプレイは、40×45cmのパネルに水平320×垂直360個のLEDを敷き詰めたディスプレイとコントローラーを組み合わせた表示デバイスだ。今回はそのパネルを288個配置している。計算すればわかる通り、LEDが水平7680×垂直4320個並んでいるわけで、ドット・バイ・ドットで8K映像を再現できていることになる。
その映像は、黒もしっかり締まった、コントラスト感充分なもの(パネルの最高輝度は1000nit、コントラスト比は100万:1、視野角上下左右180度とのこと)。もちろん8K解像度なので細部情報もしっかり再現されている。もちろん近寄ればLEDは認識できるが、画面全体を視野に収めたら、そんなことはまったく気にならない。
440インチというと、ちょっとしたシネコンのスクリーンサイズともいえるわけで、クリスタルLEDディスプレイを映画館用に使うのもありかもしれない。今回の映像を眺めているとそんな考えも浮かんできた次第だ。
エプソン
エプソンは、業務用レーザー光源プロジェクターを使った様々な提案を行なっている。そののひとつが、4Kプロジェクターの「EB-L12000Q」に短焦点レンズを取り付けたアクティビティだ。まず同社のウェアラブル活動量計を取り付けて平常時の心拍数を測定する。続いてエアバイクをこぎ始めると、その速度に連動してプロジェクターの映像が変化するのだ。
会場では1分ほどエアバイクを漕いでみたが、ほどよい負荷もかかっており、ちょっとした運動には最適だ。先述したように平常時の心拍数を測っているので、運動後の変化量もチェックできるはず。今回は近未来のサイクリングコースをイメージしたような映像だったが、実際の町中や公園をシミュレーションした映像だと、さらにリアルに感じられるだろう。