東京と大阪で展示&試聴も実施。購入者プレゼントも
パナソニックが展開しているオーディオブランド、テクニクスから、スピーカー一体型オールインワンサウンドシステム「OTTAVA S SC-C50」が10月26日に発売される。価格は¥85,000(税別)となる。
本機は、昨年10月に発売された「OTTAVA f SC-C70」の系譜に連なる一体型サウンドシステムで、音楽ストリーミング再生、無線/有線のハイレゾ再生をメインコンテンツとして開発されたアンプ内蔵ステレオスピーカー。SC-C70では、CDドライブを搭載していたが、SC-C50ではディスク・ドライブを排除、よりシンプルなサウンドシステムとしてリリースされた。
Arc(円弧)型デザインの筐体に、同軸2ウェイ型のL/C/Rスピーカー+12cmウーファーを配置した3.1chスピーカーを内蔵。ステレオ音声の左右チャンネルを合成した信号(L+R)をセンターユニットから発音させることで、スピーカーの正面でなくとも、「ステレオ感」をしっかりと感じさせる設計となっている。
L/C/Rに搭載されるユニットは、シルクドーム型1.6cmトゥイーターと6.5cmコーン型ウーファーを同軸配置、指向性を制御するためショートホーン構造のキャビネットに内蔵されている。12cmウーファーは、約200Hz以下の帯域を受け持たせており、大口径のロングポートおよび高剛性グラスファイバー強化ABS樹脂製のバスレフ型ボディとの連携により、強靭な低音を実現するとしている。アンプ出力は合計100Wとなる。
SC-C70で好評だった「Space Tune」も搭載。従来機同様のiOS端末のマイクを利用して、再生環境を補正する「Measured」モードのほか、3つのプリセットモード(『Free』『near the Wall』『near the Corner』)も備わる。さらに本体表示部付近にもマイクを仕込み、単体での自動調整にも対応した『Auto』モードも新搭載した。Autoモードの測定時間は約30秒と迅速で、大きな手間をかけずに使用環境に最適なサウンドが得られるとしている。
また、前述した音楽ストリーミングサービスには、Spotify ConnectやChromecast Built-inに対応、特に後者のサポートにより、Google Play Music、TuneIn、DeezerHiFiが楽しめる。アップルのAirPlayによりApple Musicも楽しめるので、amazon系以外の主要な音楽ストリーミングサービスにはほぼ対応した格好だ。加えて、Googleに関しては、「works with Googleアシスタント」として機能するので、同じネットワーク上のGoogleアシスタント対応機器があれば、SC-C50を音声で操作させることも可能だ。
さらに一体型スピーカーとしては、ハイレゾミュージックファイルへ幅広く対応しているのも特徴で、有線/無線のネットワークおよびUSBストレージによる、最高384kHz/32bitのPCMおよび11.2MHzのDSD再生が可能。NAS(ネットワーク・ストレージ)に保存したハイレゾ音楽をカジュアルかつシンプルに鳴らす、というスタイルにぴったりだ。
そのほか、本体ボタンでSpotifyのプレイリストの登録などを最大9個プリセットできる「お気に入り」機能や、AAC/SBC準拠のBluetooth接続、新規開発の「Techinics Audio Center App」を使った遠隔操作にも対応。このアプリを使えば、マルチルーム再生や本機を2台使ったステレオペアモードでの再生もできる(アップデート対応)。
9月13日から、パナソニックセンター東京とパナソニック大阪で展示/試聴
テクニクスでは、明日(9/13)からパナソニックセンター東京とパナソニック大阪で展示/試聴可能としている(試聴は予約が必要)。気になる方は、ぜひ注目したい。
あわせて、SC-C50発売記念のオリジナルボードプレゼントキャンペーンも予定されており、SC-C50を購入すると全員に特製オーディオボードをプレゼントする(CLUB Panasonicへの愛用者登録およびキャンペーン応募が必要)。期間は10月26日から2019年1月25日まで。MDFプラスタオック製鋳鉄スパイク受けによるオリジナルボードで、音質と外観をグレードアップするアイテムになっているという。こちらも注目したい。