千葉雅也さん、新小説「エレクトリック」を発表。
『ステレオサウンド』掲載の「オーディオ存在論 失われた音を求めて」も好評連載中
1月7日発売『新潮』2月号巻頭で千葉雅也さんの新小説「エレクトリック」が発表された。千葉さんは初の小説『デッドライン』(2019年)において、ウェスタン・エレクトリックについて言及している。
千葉さんがウェスタン・エレクトリックに接することになり、オーディオに目覚めた経緯は『ステレオサウンド』連載の「オーディオ存在論 失われた音を求めて」でも触れられている。
新小説「エレクトリック」は1995年、栃木県・宇都宮が舞台。高校二年生の達也は東京に憧れを抱き、父はアンプの完成に腐心する。家族との掛け替えのない生活、達也の性の目覚めが雷都(雷が頻繁に鳴り響く地域)において繰り広げられる。オーディ...