常石梨乃/不条理な世界を描いた映画「審判」で、「役を存分に生ききることができました」
19世紀末から20世紀の初頭にかけて活躍した作家フランツ・カフカの同名小説を映画化した「審判」が、6月30日より公開される。メガホンを執ったのは、英国生まれで現在は日本に在住し、上智大学で教鞭も取っているジョン・ウィリアムズ。日本語も堪能な彼が、カフカの不条理作を日本の地でどのようにアレンジしたのか? ここでは、主人公・木村陽介(にわつとむ)の行動に影響を与える鈴木まりを演じた常石梨乃にインタビューした。
――出演おめでとうございます。まずは、出演が決まった経緯を教えてください。
ありがとうございます。主演のにわさんを通してジョンを紹介してもらったのが最初です。ちょうど、この映画の前身と...