『アメリカン・スナイパー』UHDブルーレイは、見終わるまで身じろぎもできない凄みがある。イーストウッド監督の手腕を、ホームシアターで堪能して欲しい【フィジカル万歳23】
クリント・イーストウッドの名前を初めて覚えたのは、映画雑誌の『ダーティハリー』の記事だったと思う。1970年代、我が故郷の鹿児島では中学生だけで自由に映画館に行くことができず、さらにお小遣いも限られていたため、どの作品を見に行くかを決めるのに雑誌の情報はきわめて重要だった。
残念ながら、当時『ダーティハリー』を映画館で見ることは叶わず、後に日曜洋画劇場で初めて対面したんだけど(当然、声は山田康雄さん)、オープニングからブラウン管画面に釘付けになったのを覚えている。
そこからイーストウッドの作品はほぼ見続けてきて、最近ではUHDブルーレイ&ブルーレイコレクションの中にも多くのタイトルが並ん...