色のエモーション① サムスンとフィリップスが手を結んだテレビ背後照明
フィリップスブランドのテレビは、アンビライトが光る。テレビの背後に、LEDが列にはめ込まれ、映像の色相情報に応じて、それに合った色を発する仕組み。それがどうしたのだと言われても困るが、ヨーロッパの光文化(比較的暗い部屋での間接照明)だから発想されるフューチャーだ。
今回はサムスンエレクトロニクスがその背面光機能を取り入れた。フィリップスの色相変化アプリのHUEとも連動、コンテンツの色味に応じて、テレビの背景照明だけでなく、部屋の照明がハーモニーするのである。
色のエモーション② LGの「MOODUP」搭載冷蔵庫は、千変万化色の饗宴!
「MOODUP」という色彩変化機能を搭載した冷蔵庫がLGエレクトロニクスのブースで、大人気。なんと扉の色が変わり、透明にもなる冷蔵庫だ。4枚の液晶扉のカラーバリエーションは上段22種類、下段19種類、癒しや季節のテーマも設定できる。
AlexaやGoogleに対応し音楽などを再生できる。ディスプレイを2回ノックすると、中に入っている食物が見える。冷蔵庫が急にエモくなった。
ソニー・ホンダのEV「アフィーラ」。
外界とコミュニケートするディスプレイ「メディアバー」の可能性とは
ソニー・ホンダモビリティ 川西 泉社長のインタビューで印象に残ったのが、EV「アフィーラ」のメディアバー。
「スタイルはエクステリア的に複雑な造形を追求せず、極力シンプルな方向性に振りました。ボディのスタイリングより、表現する方向を “ディスプレイ” にして、ディスプレイから発信する情報を、見てもらいたい」
「メディアバーにはいろんな情報が出せます。決まりはありません。少なくとも、安全に寄与するための情報は出せると思います。自分たちのアイデアだけじゃなくて、サービスプロバイダーなどのアイデアを持ち寄りながらやると、新しい価値が出るでしょう。ドライバーと外側にいる人とのコミュニケーションも可能です」
面白いディスプレイに発展しそうだ。
韓国の私のファンに会った!
「韓国版『HiVi』を読んで、すっかり麻倉先生のファンになりました」と、あるパーティで、韓国のオーディオ評論家、イ・ヒョンジュンさんにお会いした。
「先生の記事を長く読み続け、オーディオ・ビジュアル修行の結果、『audiomagazine』と『HIENDAUDIO』という専門的なウエブサイトを立ち上げました」
メディオオーディオマガジン代表を務め、漢南 The Hill、トリマジェなど高級住宅50軒余りを設計、ホームシアターのインストールも行っている。NAVER、Dolby、Universal Music、韓国PD連合会などで講演し、テレビ出演、CM出演も多い……という韓国AVシーンの名士だ。活躍を期待しています。
韓国のオーディオ評論家、イ・ヒョンジュンさんのサイト