プレーヤーとの信号伝送をワイヤレス(主としてBluetooth)で行なうワイヤレスイヤホンは、連続使用時間やノイズキャンセルなどの性能が常に進化しており、現在各メーカーがもっとも力を入れて開発している分野といえる。2万円を境にスタンダードモデルと上位モデルを区別し、特に音質に重点を置いて評価した。
第1位:ビクター HA-FX150T
オープン価格(実勢価格1万9,000円前後)
HA-FX100Tの後継機で、ノイズキャンセルなど機能性を大幅に向上。聴き心地の良さだけでなく、声のニュアンスの豊かな再現などビクタースタジオ監修の素性の良さがうかがえる。ヴォーカル向けなど3人の録音エンジニアが監修した音質モードがユニークだ。(鳥居)
第2位:ファイナル ZE2000
オープン価格(実勢価格1万4,800円前後)
プレーンなカラリングながら、ユニークかつ個性的な形状のワイヤレス機。ベースとなったZE3000に比べ、ヴォーカルやソロ楽器がグッと迫り出す印象。ドライバーユニットはダイナミック型6mm径。aptX Adaptive対応。ケースもコンパクトかつシンプルで好印象。(小原)
第3位:ソニー LinkBuds S
オープン価格(実勢価格2万円前後)
イヤホンリスニングで逃れられない“閉塞感”を低減するモデルが増えている中、それに対するソニーの回答がLinkBudsシリーズである。小型/軽量を実現しつつ高いノイズキャンセリング性能を備え快適さを追求。自然な音色も印象的だった。(土方)
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