リンジャパンから、2022年のターンテーブル関連新製品が発表された。新製品のラインナップと特徴は以下の通り。7月以降の発売を予定しているが、昨今の世界情勢による遅延も考えられるとのことだ。
スタティックバランス型トーンアーム
ARKO(アーコ) ¥550,000(税込)
・A7075超々ジュラルミンを全体に採用したトーンアーム
・金属歪を排除したA7075削り出しヘッドシェル
・冷間引き抜き製法のA7075アームチューブはきわめて偏差が少なく、軽量性と高強度を両立
・削り出しによる高精度ジンバル方式により、深み、インパクト、エモーションを漏らさず蘇らせる
・ステンレス製カウンターウェイトは効果的にアーム全体のイナーシャを減衰
・研磨されたシングルピースのステンレス製貫通スピンドルが連携と安定を保証
KRANE(クレーン) ¥242,000(税込)
・現行MAJIK LP12 に搭載されるトーンアームが単売開始
MCカートリッジ
KENDO(ケンドー) ¥528,000(税込)
・フラッグシップカートリッジ EKSTATIKと同じ設計思想のカートリッジ
・ニッケルコーティングA7075超々ジュラルミンボディ
・軽く堅牢なボロン製カンチレバー
・アルミ・ブロンズ合金製ネジ止めインサート
・トーンアームARKOとベストマッチ
KOIL(コイル) ¥154,000(税込)
・LINNサスペンションシステム搭載
・アルミニウムボディ
・無垢マイクロリニア・スタイラス
・軽く堅牢なボロン製カンチレバー
LP12プレーヤー・パッケージ
MAJIK LP12 MM ¥572,000(税込、パッケージプライス)
・LP12 mech+Karousel/Standard Sub-chassis/Majik LP12 Power Supply/SolidBase/Krane/Adiktの組み合わせ
・LID(ダストカバー)setはオプション
・カートリッジにKOIL を採用したパッケージ
*従来型MAJIK LP12から名称変更。MMカートリッジ「 Adikt」付属
MAJIK LP12 MC ¥605,000(税込、パッケージプライス)
・LP12 mech+Karousel/Standard Sub-chassis/Majik LP12 Power Supply/SolidBase/Krane/Koilの組み合わせ
・LID(ダストカバー) setはオプション
*カートリッジに「KOIL」を採用したパッケージ
MAJIK LP12 SE ¥935,000(税込、パッケージプライス)
・LP12 mech+Karousel/Standard Sub-chassis/Lingo4/Trampolin/Krane/Koilの組み合わせ
*45回転再生可能、Trampolin採用、LID set標準装備の豪華盤MAJIK LP12
SELEKT LP12 ¥1,952,500(税込)
・LP12 mech+Karousel/Kore/Lingo4/Trampolin/Arko/Kendoの組み合わせ
*「ARKO」と「KENDO」をフューチャーしたハイグレードプレーヤーセット
SELEKT LP12 SE ¥2,645,500(税込)
・LP12 mech+Karousel/Kore/Radikal-AK/Urika II/Arko/Kendoの組み合わせ
・「RADIKAL-AK」「URIKA II」を組み合わせ、KLIMAX LP12に肉薄したプレーヤーセット
・Exakt Link端子を持つ LINN DS/DSM/EXAKTユーザー前提の組み合わせ
なお今回、トーンアーム「AKITO」(アキト)の生産終了も発表された。AKITOのオリジナルモデルは1989年に誕生し、日本製からスコットランド製への変遷をへて 3世代にわたって愛された。今後同クラスのトーンアームとしては、「ARKO」もしくは「KRANE」が準備される。またこれと連動し、「AKURATE LP12」「AKURATE LP12 SEセット」も販売を完了する。