前回、前々回の本連載で、WOWOWによる高音質配信への新しい取り組みについてご紹介した。その一環として来る10月6日17時から、世界初のMQAフォーマットを使った高音質配信実験がいよいよ開催される。
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とはいえ、PCを使ったストリーミング再生でリニアPCMやMQA、そしてAURO-3D(第2回の実験はAURO-3Dで行われることが決定!)を再生するにはどうしたらいいのか、世界初なだけにわかりにくいことも多い。
そこで今回は株式会社WOWOW 技術局 エグゼクティブ・クリエイター/博士の入交英雄さんと一緒に麻倉怜士さんのシアタールームにお邪魔して、一般回線を使っての試聴方法を検証したので、その様子をムービーで紹介します。
●麻倉さんからのコメント
●PCでMQAの配信を再生する方法は?
ウィンドウズの設定〜再生方法はこちら
マックの設定〜再生方法はこちら
●MQA配信の事前テストが可能になりました
なお、今回のMQAストリームを再生できるのはフルデコード対応DACのみで、MQAレンダラー対応機ではデコードできないのでご注意下さい。
上記の設定が終わった方に向けて、MQAで再生できているかを事前にチェックするテストURLが準備されました。VLCの再生用URLに以下をコピー&ペーストしてください。MQA対応DACをお使いの場合はハイレゾで再生できます。
テスト用URLはこちら → 「https://ssst.smartstream.ne.jp/demovod-20/_definst_/mp4:Sample_MQA_ALS.mp4/manifest.mpd」
●麻倉さんお薦めの、高音質コンテンツ紹介
現在本実験のモニターにご応募いただいている方もこの手順で再生機器を設定していただければご自宅での試聴ができるはず。ぜひ参考にしていただきたい。
なお6日のMQA配信実験モニターについては、当日の参加、並びにアーカイブ試聴とも引き続き応募を受け付けています。興味のある方はこちらから今すぐ申し込んで下さい!
今回の高音質配信実験の流れ
自宅でMQAやAURO-3Dの配信サウンドを体験してみませんか?
WOWOW高度音声配信実証実験のモニター参加者募集
WOWOWでは、放送や配信の音声品質の向上を目指した実証実験を、10月6日(火)の17:00〜18:00に実施予定です。今回は、そのモニターに協力してくれる読者諸氏を募集します。
モニターの内容は、富ヶ谷・ハクジュホールからの生中継配信を自宅でご覧いただき、試聴後にアンケートに答えてもらうというもの。会場では生演奏を192kHz/24ビットの3Dオーディオで収録し、それをリアルタイムでHPL→MQA→MPEG4-ALSの順番にエンコードして映像と一緒に配信します。
配信の内容をご覧いただくには、再生アプリのVLC(無料)をインストールしたPC(Windows、MAC)を自宅のオーディオ機器につないでもらえればOK。その場合は48kHzのリニアPCMでお楽しみいただけます。さらにMQA対応DACをお持ちの方は、192kHzに復元したハイレゾで楽しむこともできます。こちらにトライしてくれる方は特に大歓迎です!
生中継配信をモニターいただけるのは先着50名とさせていただきますが、翌日から1週間アーカイブによる試聴も準備されます。時間的に無理という方はぜひアーカイブでご体験下さい。
世界初となる、今後の配信品質にも影響を与える重要な取り組みに、ぜひあなたの声を届けて下さい。また10月末にはAURO-3Dを使った伝送実験も予定されています。こちらも詳細が決まり次第お知らせしますので、お楽しみに!
<実証実験の詳細>
「ハクジュホールからのHPL-MQA 2chによる生配信(世界初)」
●日時:2020年10月6日17:00開演、18:00終了予定
●演奏:名倉誠人 マリンバ・ソロコンサート
●曲名:J.S.Bach 無伴奏組曲ハ短調BWV995/1011、三つのコラール、前奏曲ホ長調、他
●内容:HPL-MQA音声によるハイレゾ・ヘッドホン3Dオーディオ生配信
世界初ハイレゾ伝送実験に参加したい方はこちら(10月3日20時締め切り) ↓ ↓ ↓
今回の受付は終了しました。沢山のご応募ありがとうございました。
※モニター当選者には編集部から配信前日までに試聴用URLをメールでお知らせします。当日はPCでそのURLにアクセスしてください。具体的な接続方法はURLと一緒にお知らせします。
※お申し込みいただいた情報については、株式会社ステレオサウンドで管理し、記事作成の参考にさせていただきます。個人情報の取り扱いについては以下のページでご確認下さい。