オーロラサウンドブース(G501)では、入口に立てられていた看板の通り、3社合同の出展で、Aurorasound、Analog Relax、Paradigm、THORENSの各ブランドの製品を組み合わせての試聴会を行なっていた。取材に入った時はちょうど、ターンテーブル(THORENS)を「TD1500」から「TD1601」へと換装、調整しているところだった。
ヤマハミュージックジャパンブース(G502)では、ブースを二つに分け、入ってすぐのところには、AVアンプ、サウンドバー、ヘッドホンなどの製品ラインナップの展示を行なっていた。一方、奥にはAVアンプ「RX-A8A」、スピーカー「NS-800A」「NS-600A」、サブウーファ―「NS-SW1000」を組み合わせたシステムを構築し、オーディオコンテンツや、映像コンテンツを適宜再生して、同製品の組み合わせで音色が統一されたサウンドを楽しめるようになっていた。
東北パイオニアブース(G504)では、自動車用シートの生産で有名なレカロと共同開発した、振動を感じるシート「RCS Sound Edition」の体験デモを行なっており、常に10人近い人が順番待ちをしている人気ぶり。パイオニアと言えばボディソニックが有名だが、パイオニア側からは振動子を提供し、レカロ側でシートとして仕上げているそう。振動を伝えるためにシートの背面は固いほうがいいということで、リクライニングしないバケットタイプで製品化されている。
エミライブース)(G505)では、同社が取り扱っている各ブランドの注目製品を組み合わせて、オーディオ系、ビジュアル(ホームシアター系)のコンテンツを再生する一大試聴・試聴会を展開していた。
CSポートブース(G507)では、ターンテーブル「TAT1M2」、パワーアンプ「GM70PA」に、ソナスファベールのスピーカーを組み合わせ、アナログレコードをコンテンツにした試聴会を実施していた。また、ブース入って右側には、2Way仕様のチャンネルデバイダー「ACN200」が参考展示されていた。現行4Way仕様の「ACN400」の弟機という位置づけで、秋には発売予定という。同社製品の、位相が乱れないという特性はそのままに、低域ブースト機能を持っているのが特徴。
クリプトンブース(G509)では、5月に発売されたばかりの新製品、「KS-55HG」をメインにした試聴会を実施していた。同製品は、DACを内蔵したアクティブスピーカーで、今様の試聴スタイルに適した仕様となっており、有線(USB、3.5mm、光デジタル)接続に加え、無線(Bluetooth)でもハイレゾを楽しめるよう、LDAC&aptX Adaptive(ともに96/24)をサポートしているのが特徴。デモでも、ハイレゾコンテンツを再生して、その音質を来場者に強く訴求していた。
JVCケンウッド(G510)では、部屋を二つに分けて展示を実施。入ってすぐのスペースには、新製品の完全ワイヤレスイヤホン「HA-FX550T」が鎮座しており、奥に入って行くと、素材に木を使用したウッドシリーズの製品、声優の声の再現に特化したという「推し声オーディオ」の試聴コーナーも設置されていた。仕切りの向こう側には別稿で紹介している「高精細8Kシアター」が設けられ、最新プロジェクターによる超高精細なスクリーン映像を堪能できるようになっていた。