LP再生の安全運転をサポート。狭い隙間を照らす多機能と意匠を兼ね備える
一目見て、「あっ、コレだ!」と注文した。使い勝手抜群の機能性と意匠性に大満足である。しかし、使い方は本機本来の狙いとは“ちょっと”違うので、リポートは“いいのかなあ”と不安である。
本来なら、LPの溝(グルーヴ)とスタイラスの関係を本機の照明で丸見えにして、LP再生の安全運転を確実にしてくれるものだが、我が使い方はそうではない。ちなみに我が家のアナログプレーヤーは、LPを聴くたびに部屋の中央部、つまり目前に運び出し設置。狭小故のしかたがない流儀なのだが、うまい具合に天井の3系統6灯のメイン照明のうちの中央2灯が盤面とスタイラスをしっかりと照らす。よって、操作に不安はなく、このFlex 3200TL-Jの必要性もない。
しかし、「ものはためし」と、本来の目的通りの使い方、つまり盤面のスタイラスに照準を合わせて設置すれば、その効果はまさに“鮮烈な丸見え”で、抜群の快適運転が楽しめる。
見るべき対象を照らすという“タスクライト”の名称通りの素晴らしい威力だ。もちろん自在なアレンジメントが可能なネック部分や3段階の色温度調整と光量調整も得難い。しかし最大の魅力は、シンプル&スマートな意匠であろう。こうした試用の最中に、偶然だが、新しいカートリッジを入手。ヘッドシェルも新たに求め、ピンセットも使う細かい作業の段になると、本機は俄然の威力を見せたのである。
さて、我が使い方だが、照らす対象はラックと壁の“隙間”に見えるAVセンターの背面。HDMIケーブルの接続替えなどの時だが、そこは暗く、これまでは小型懐中電灯を都度持ち出していた。
現在机仕事に使っているタスクライトは3関節+5回転軸の一般的なモノだが、それでは希望のスキマには入らない。
しかしスリムな本機の意匠と自在な機能なら、スーッと入り望み通りに使いこなせてしまう。灯が必要な時はボタンを押すだけのスグレモノだ。設定はアンバーに近い低い色温度と最小の光量とし、時には部屋の隅に灯る照明としても利用している。
Task Light
Reliable UberLight™️Flex 3200TL-J
オープン価格(実勢価格1万7,600円前後)
●光量:最大600ルーメン
●色温度調整:2,700K/4,000K/5000K
●エネルギー消費量:2W/4W/6W
●耐久時間:60,000時間
●寸法/質量:W950 × H190 × D38mm/1.1kg