現在、幕張メッセにて、プロオーディオ、映像、放送、通信、プロライティング、配信関連のプロフェッショナルはもとより、映像・メディア業界の技術者・クリエイター・ステークホルダーが一堂に会する、メディアの総合イベント「Inter BEE 2023」が、明日11月17日(金)まで開催中だ(今回もオンライン会場を併催)。ここではステレオサウンドONLINE編集部が見つけた注目展示・製品について紹介したい。
▲【ボルトアンペア/Hall 1】ボルトアンペアでは、クリーン電源「GPC-SC」を参考展示。PSE認証待ちとなっているそうで、来春には発売予定という。価格は20万円前後を想定している
▲【音響特機/Hall 1】Inter BEEというとプロ用機材の展示会というイメージも強いが、今回は会議室用の音響システムの展示・デモを行なうメーカーも多く見られた。音響特機ブースでは、biampのサウンドバータイプのビデオ会議システム「VBC2500」が面白かった。会議室の音響状態を測定し、DSPによって聞きやすく補正してくれるという。奥行7mほどの中小の会議室での使用を想定した商品になるという。
▲【ソニーマーケティング/Hall 1 INTER BEE EXPERIENCE】Hall 1の一番端(奥)には、業務用のヘッドホン/イヤホンを集中的に展示するINTER BEE EXPERIENCEコーナーが設けられており、ソニーマーケティングでは、今夏発売のモニターヘッドホン「MDR-MV1」の展示・試聴や、定番「MDR-M1ST」との聞き比べなどができるようになっていた。
▲【アユート/Hall 1 INTER BEE EXPERIENCE】アユートでは、あまり実機の展示はしていないというqdcブランドのスタジオ用イヤホン「Studio 4SS」(写真)、「Studio 8SS」の展示・試聴を提供していた。
▲【ゼンハイザー/Hall 1】ゼンハイザーでは、ブース内を6つのカテゴリーに分けて各種製品を展示していたが、ここでも会議用システムの展示が注目。天井設置型のマイク「TeamConnectソリューション」の展示・デモが行なわれていた。大きいほうの「TeamConnect Ceiling 2」は、大規模な会場をカバーするそうで、最大80m2の範囲を、特許取得のビームフォーミング技術によって、クリアに発話者の声をピックアップしてくれるそう。