画像1: 【Inter BEE 2023リポート】vol.7 ジェネレックジャパンが、新製品モニタースピーカー「8381A」を発表
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▲【ジェネレック/ホテルニューオータニ幕張】
 ジェネレックジャパンでは、Inter BEE 2023の期間中、幕張メッセ近くのホテルニューオータニ幕張 2F すいせんの間で、SAM(Smart Active Monitor)シリーズの新製品「8381A」の試聴会を開催した。

 8381Aは、本体サイズW500×H1458×D694mm、重さ200kgというフロアー型スピーカーで、フリースタンディング型による自由な設置や様々な設置環境に適応するアダプティブ・ウーファーを搭載した5ウェイ8スピーカー構造を採用している。

 本体上部には、新設計のMDC(Minimum Diffraction Coaxial)ドライバーを搭載。これは、25mmコンプレッション・トゥイーター+127mmコーン型ミッドレンジの同軸型ユニットで、フィンランドの本社工場で製造されるものという。受け持ち帯域はトゥイーターが1.8〜35kHz、ミッドレンジが500Hz〜1.8kHzだ。

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 そしてこのMDCドライバーを取り囲むように4基の127mmドーム型ミッドレンジドライバーが配置されている。こちらも新開発されたユニットで、音響的に同軸に近い指向性を再現できるように配置されているそうだ(同社ではQMS=Quad Midrange Systemと呼称)。こちらの受け持ち帯域は上側が500Hzで、下側は環境に応じて150〜250Hzの間で変更可能とのこと。

 さらに本体正面下側には381mmフロントウーファーが、両側面にも同じく381mmのローウーファーが各1基(背中合わせに設置することで振動を打ち消し合うリコイル補正設計を採用)、合計3基のウーファーユニットが装備されている。フロントウーファーは上側が150〜250Hz、下側は50〜130Hzまで、ローウーファーは上側が130Hzで下側は20〜50Hzの帯域を再生する。

 ミッドレンジとウーファーの各ユニットにどの帯域まで受け持たせるかは、同社が提供するキャリブレーションソフトウェアのGLM(Genelec Loudspeaker Manager)で測定を行なうことで設定され、設置場所に応じて最適なパフォーマンスを発揮してくれるとのことだ。

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 8381Aでは同軸ユニットのトゥイーターが床から1200mmの高さにくるように設計されている。これはスタジオモニターとしての設置環境に配慮したもので、録音スタジオなどでエンジニアが椅子に座って作業する場合、音響軸が1200mmくらいの高さになることが多いからだそうだ。

 より高い位置に設置したい場合には別売でスタンドも準備されており、さらにその場合は視聴位置に向けて4度と8度の傾斜を付ける機能も備えている。傾斜をどちらにするかは視聴距離と音響軸の高さから算出すればいい。

 アクティブモニターシリーズということで、8381Aには別筐体のアンプ「RAM-81」も付属している。しかもそれぞれのアンプは各ユニットに合わせて個別に調整が施されており、シリアルナンバーで管理するという徹底ぶりだ。

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 試聴会ではストリーミングサービスの音源を使い、様々な楽曲が再生された。ホテルの宴会場ということで音響特性的には不利な環境ではあるが、壁面には調音パネルをずらりと設置し、さらに上記のGLMで補正を行うことで8381Aの実力をきちんと再現できるよう配慮されていた。

 女性ヴォーカルやコンサート、電子音楽デュオなどを聞かせてもらったが、モニタースピーカーらしい正確なサウンドが再現されていた。声の定位が明瞭で、細かな情報もきちんと描き出している。低音は軽やかにレスポンスよく再現される印象で、いわゆる381mmウーファーを3基搭載しているシステムでイメージされる“ど派手な低音”という感じではない。しかしそのぶん低音の階調もよくわかり、この曲にこんな低音が入っていたのかと改めて驚いたほどだ。

 8381Aはペア800万円前後になるとのことで、アンプ付属ということを考えると、スタジオ用モニターとしてはもちろん、ハイエンドオーディオファンの中にも本機に注目する人も出てくることだろう。

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