高感度なオーディオビジュアルファンの間で注目を集めているYouTube「レグザチャンネル」。製品紹介やプロモーションビデオといったよくあるコンテンツに加え、声優の小岩井ことりさんとレグザブランド統括マネージャー本村裕史さんによる、(メーカー公式チャンネルとは思えない)マニアックな内容が人気を集め、登録者数も1万人に迫ろうとしている。
その2023年第一回が、1月5日に公開された。そこではStereoSound ONLINEでもお馴染みの麻倉怜士さんがゲスト出演、季刊HiVi「2022冬のベストバイ」でディスプレイ部門6(有機EL、51型以上60型以下)で1位に選ばれた4K有機ELテレビ「55X9900L」について、評価ポイントを詳しく解説してくれている。さらに、2023年のCESで公開されたレグザの新技術についても紹介されている。
そこでStereoSound ONLINEでは、このYouTubeの撮影現場に潜入し、舞台裏を取材してきた。今回は動画コンテンツに収まりきれなかったネタを含めて、当日の様子を紹介したい。
※麻倉さんが出演しているYouTube「レグザチャンネル」はこちら ↓ ↓
今回のレグザチャンネルの収録が行われたのは、東京都多摩市にある永山研究開発センター。ここはレグザの開発拠点として以前にもYouTube番組内で紹介されており、レグザファンにはお馴染みの場所だろう。
実際、2022年モデルに搭載された高画質映像処理エンジン「レグザエンジンZRα」はここで開発されており、約250名のスタッフが絵づくりや音のチューニングに日々没頭する、レグザの“品質”を支える本丸といっても過言ではない。まさにレグザ・ジャパン・クォリティの故郷というわけだ。
高品質の砦、永山研究開発センターとは
厳重なセキュリティを通過し、撮影が行われる視聴室に入ると、中央にレグザ「65X9900L」がセットされ、その周りに出演者4名が並んで座っている。右から順に小岩井さん、本村さん、麻倉怜士さん、研究開発センター 半導体開発ラボ長 山内日美生さんという面々だ。
新年の挨拶に続き、弊社季刊HiViが実施している「冬のベストバイ2022」直視型ディスプレイ部門6(有機EL、51型以上 60型以下)でTVS REGZA「55X9900L」が1位に選ばれたことについて、麻倉さんから解説が行われた。以下でそのトーク内容を紹介したい(会話の中でわかりにくいと思われる部分については、適宜補足・編集を行っているので、その点は了承ください)。
小岩井 さて、今回は特別企画でございます。本村さんは、昨年末に嬉しいことがあったんですよね?
本村 はい、ステレオサウンドの季刊HiViというオーディオファン、AVファン向けの雑誌で賞をいただきました!
小岩井 私もステレオサウンドさんから別冊「小岩井ことりと楽しむオーディオの世界」を出していただきましたが、厳正に審査された賞ですよね。そんな「冬のベストバイ2022」で……。
本村 そうなんです。直視型ディスプレイ部門6(有機EL、51型以上 60型以下)で「55X9900L」が1位をいただきました!
小岩井 おめでとうございます〜。ということで、今回はHiViベストバイの選考委員で、HiViグランプリの選考委員長も勤めるテレビ業界の重鎮こと、麻倉怜士先生がゲストに来てくださいましたー。
麻倉 よろしくお願いいたします。本当に去年はレグザ大活躍でしたよね。
本村 ありがとうございます。そして隣は我々の重鎮(笑)、山内です。
山内 研究開発センター 半導体開発ラボの山内です。
小岩井 ということで今回は麻倉先生と山内さんを交えて、濃いトークをしていきたいと思います。
本村 麻倉先生、ベストバイ1位ありがとうございました。
麻倉 いえいえ、いいものには賞をあげる、悪いものにはあげないというのがポリシーですから(笑)。
本村 55X9900Lはどこを評価していただいたのでしょうか。
麻倉 有機ELテレビは、基本的にどのメーカーもパネルは同一なんです。ということは絵づくりの力が最終的な画質にものすごく影響するのです。
僕は東芝の絵づくりを90年代前半から見てきましたが、やっぱりこだわりが違うんだよね。有機ELテレビでどういう絵を作るべきかをわかっている人がいて、さらにそれを実行できる人がいるかが重要です。技術力と感性がとっても大切で、技術力だけあっても、感性がなければ技術的な絵になっちゃうし、感性があっても技術が足りなければ熱い思いを実現できない。レグザはそのふたつに30年以上の歴史があるということが素晴らしいことだと思う。
本村 簡単に言うと、マニアックなエンジニアが揃ってると(笑)。
麻倉 マニアックにならなければ、いい絵は作れないんです。例えば、山内さんは上流の方でこだわっているんだよね。でも山内さんが最終の絵を作るわけではなくて、下流の方でもこだわっている人がちゃんといるということです。上流から下流までこだわりが詰まってるところが、今回の受賞の大きな理由ですね。
本村 ありがとうございます。ところで、2022年のテレビ業界を振り返ってみて、麻倉先生的にはいかがでしたでしょうか。
麻倉 色々な意味で革命的な年だったと思うんです。20世紀はブラウン管の時代で、次にプラズマや液晶などの薄型デバイスが、それから有機ELが出てきました。私的に言うと、ブラウン管に比べて液晶の画質はぐんと下がった。プラズマはちょっとよくなったんだけどデバイス自体がなくなって、その後に有機ELパネルが出てきた。2014年くらいですね。
2022年は、その有機ELが初めて大画質改革を達成したのが、まず大きい。大型テレビ用の有機ELパネルはベースの画質がいいので、製造元のLGディスプレイとしては、画質というよりは大型化とか薄くするといった機能面に注力していました。
その有機ELパネルが初めて画質改革に出たのが、2022年です。輝度が30%向上したのですが、こんなに上がった例はなかったですね。レグザの新製品もすごく明るいんだけど、そもそも業界全体が底上げになって、各社とも画質向上が進んでいます。
本村 液晶テレビはいかがですか?
麻倉 液晶テレビも進化しています。これまでは液晶三悪といって、「黒が浮く」「視野角がある」「動画がぶれる」という状態で全然ダメだったんです。
でもバックライトがLEDになって、それを細かく制御する分割駆動が2006〜2007年頃に出てきた。最初はよれよれだったけど、2021年にMini LEDを使ってバックライトの分割数を増やしたことで、有機ELとはいわないけれども、結構な画質レベルまで到達しました。
もうひとつ、量子ドットフィルターを使って色再現が改善されたことも大きいでしょう。量子ドットについては、サムソンが有機ELパネルに搭載したことも話題になりましたね。
本村 レグザも、2022年に量子ドットフィルターを採用した液晶モデルをいっぱい出しました。
麻倉 コントラストがよくなると、次は色をよくしないとバランスが悪いんです。単に黒が出るだけで色がちょっとボケた感じだと駄目だから、シャキっといきましょうと。
小岩井 なるほど〜、そうなんですね。
麻倉 ここまではパネルの話です。しかしテレビというものは、パネル+エンジンでの絵づくりが重要です。そこで山内さんが映像エンジンを新しくした。エンジンはそう簡単には新しくならないんですよね。
山内 そうですね3年くらいかけて開発しました。
麻倉 お金もかかると。
本村 ン億円かかっています(笑)。
小岩井 知ってますよ、「レグザエンジンZRα」のことですね。
麻倉 ZRαで凄いのは、まず「AI ナチュラル フォーカス テクノロジー」。これまでは超解像で画面全部がしゃっきりした絵になっていたんです。だけどこれでは不都合もあって、せっかく撮影時に被写界深度を浅くして後をぼかして、ことりさんのような可愛い子にフォーカスを当てているのに、超解像では背景までしゃっきりしてしまう。そこで背景はあんまり超解像処理をしないで、人物は超解像でしゃっきりしますよというような絵づくりをZRαで搭載しました。
山内 有機ELパネルになって、細かい所まで見えやすくなっているんです。そうすると、単純に超解像をかけると見えすぎてしまうことに気がついて、テレビの奥まで広がるような空間を再現しようと思ったら、被写体によって描き分けなくてはいけないと気がつきました。今までのようなヒストグラム解析では被写体の区別がつかなかったので、AIとディープランニングを使って解析しています。
麻倉 ZRαもこわだりの固まりだけど、その使いこなしがまた難しい。そこをしっかりやっているのが2022年レグザのポイントですね。
本村 実は、永山研究開発センターのスタッフは、既に2023年以降の製品に向けた開発、基礎研究を進めています。
山内 ZRαのAI映像解析機能が更に進化していますので、今日は麻倉先生に、開発中の新しい技術をご紹介したいと思っています。
小岩井 見せちゃっていいんですか?
本村 特別大公開です。じゃあ研究室に行こう!
ここまでで収録は約1時間。テキストでも収録しきれないほど微に入り細を穿った麻倉さんの解説が行われ、現場はひじょうに盛り上がっていた。
そして場所を研究室に移し、今度は2023年レグザに搭載される“進化したレグザエンジンZRα”を使った新機能がデモを交えて紹介された。その機能は主に「ミリ波レーダーセンシングシステム」と「AI映像解析テクノロジー」のふたつ。自動運転車などで使われているセンシング技術を活用し、いっそう快適な視聴環境を実現するものだ。以下ではそのデモの様子を紹介する。
小岩井 ということで、やってきました研究室。ここからは山内さんに色々と教えていただきと思います。
山内 では、ZRαの新しい技術をご紹介します。これまでも AI を使って映像解析を行ってきましたが、今回はそれに加えて、ミリ波レーダーを使って距離や視聴位置を見分け、映像を自動調整します。
本村 センシングテクノロジーも組み合わせることでAIの学習効果も進むだろうし、状況把握ができると、トータルでクォリティをあげることができるわけです。
山内 レグザは今までも「おまかせAIピクチャー」で、視聴環境の照明の色や明るさを検出しておりました。今回は視聴者がどこにいるのかをミリ波レーダーを使って把握して、これを使った画質コントロールができるのが新しいところになります。
本村 ミリ波レーダーをテレビに搭載してしまうなんて、バカだよね〜(笑)。
小岩井 ミリ波レーダーの搭載って、テレビでは初めてなんですか?
麻倉 聞いたことがないですね。これまでセンサーを受動的に使うという発想はありましたが、レーダーで能動的に情報を取りにいくというのは初めてでしょう。
山内 新しいAIのニューラルネットワークを開発して、映像解析の項目を増やし、より快適な映像をお届けできるようにと考えました。「クラウドAI高画質テクノロジー」も継続して開発を行い、コンテンツに最適な画質にするということをさらに進めていきます。
麻倉 僕は以前からテレビは、どんな人が見ているの? 視聴距離は? この人はどんな画質が好みなの? といったところまで分析しないといけないと言ってきました。それがやっと実現できそうで、この機能はとても楽しみです。
本村 自動車の自動運転はどんどん進化しているけど、あれもAIやセンシングテクノロジーを駆使して、状況を把握する中で精度が上がっています。テレビもまさにその世界に行き始めました。
山内 テレビの場合、視聴距離が近い時と遠い時で人間の視感度特性が変化して、映像の見え方が変わって来ます。この技術では、視距離に合わせて精細感とノイズの目立ちやすさのバランスを取りながら、一番クリアーに見える最適な映像に調整します。
本村 地デジは水平方向の解像度が1440画素と低いし、MPEG-2という古い圧縮方式を使っていますので、それをどうやって綺麗に見せるかという問題があります。そもそもノイズが多いので、ノイズリダクションをかけたい。でもそうすると、離れて見た時にボケた元気がない絵になるんです。でも超解像技術を使って画質を上げると、近くに寄って見たらじゃりじゃりで汚く思えてしまう。
山内 1.5H(Hは画面の高さ)が4Kテレビで見る最適視聴距離といわれています。この距離で地デジを見たときに、ちょうどノイズの周期が人間の目のコントラスト感度が高いところにはまってきて、目に付きやすくなっているんです。そんな時は、ノイズを落とす処理を重視した方がいい。逆に距離が離れる、またはコントラストが低いとノイズも見えにくくなるので、精細感を上げた方がいい。ここが本機能のポイントになります。
麻倉 音もこれに連動するといいですね。つまり近くで聞くとあんまり大きい音では駄目だけど、離れて聞く時は低音と高音をブーストしてあげるといい。
小岩井 それが実現したら目茶苦茶いいですね〜。
山内 音のチームもこの機能を使って色々な展開を考えていますので、ご期待下さい。
本村 では実際のデモをご覧下さい。
山内 まず映像解析について、2022年度レグザでも、「ナチュラルフォーカステクノロジー」ということで奥行感を出す処理を行ってきましたが、今回は構図推定を加えました。人物にフォーカスが当たっているような構図を捉えて、肌の質感といったところの再現性を高めて、より奥行効果がでるようにチャレンジしています。
麻倉 これまでも同じような処理を行っていましたが、今回はどこが違うんでしょう?
山内 今までは被写体と奥行という形で、人物かどうかは見ていなかったのです。手前に建物の柱などがあった場合は、そちらにフォーカスが合っていたんですが、今回は人物かどうかを認識して、最適なフォーカスの当て方をしています。
麻倉 なるほど。
山内 続いてこちらが「AI構図推定ナチュラルフォーカステクノロジー」のデモになります。今回は人物検出を行い、全体を捉えて、しっかりと背景と被写体を見分けて奥行感を出しています。今回は人物の部分を検出することで、さらに生き生きと描写できます。服の質感であったり、髪の毛のディテイルがきちんと描かれていると思います。
麻倉 輪郭がしっかりして、服の細かい柄まで出てくる。ここまで細部が出てくると、肌などが汚く見えるんじゃないかと思うんだけど、顔はナチュラルですね。
山内 領域検出を行っていて、顔の部分はパラメーターを変えて、綺麗なままになるようにしています。
麻倉 同じような超解像の強さではない。
山内 ちょっと離れて見ていただくと、人物がぐっとリアルな感じになります。
小岩井 本当に人物にピントがぱっと合ったような気がしますね。
麻倉 人物が2人写っているような絵柄でも大丈夫なのですか?
山内 2人でも3人でも大丈夫です。たまに、フレームの端に近すぎて背中だけ写っているとか、ぼけているといった場合もありますが、そこにはフォーカスは合わせません。
麻倉 AIが、これは違うでしょと考えているんですね。でも、肌が強調されすぎないというのがいいですね。
山内 ネット動画も進化します。ネット動画は番組情報がないので、コンテンツがどういう種類かわからなかったんですが、今回はAIを使って判別できるようになりました。
本村 地デジやBSは番組情報があるので、歌番組とかドラマ、アニメですといったことがわかります。でもネット動画って、何が写っているか基本的には教えてもらえないんです。
山内 今回はまず、AI でフィルムグレインを識別することにチャレンジしました。フィルム制作とデジタル制作を、フィルムグレインが乗っているかどうかで見分けることができるのです。
麻倉 最近のフィルムはグレインも少ないけど、昔のフィルムは多いですよね。どのあたりがノイズとしてのスレッショルドになるのでしょう?
山内 そこについては、これから画質チューニング部隊が色々な作品を見て追い込んでいきます。
またアニメについては、今までは画面全体で判別していたのですが、最近のデジタルアニメは背景が実写のような描き込みになっていて、画面全体で見るとアニメとしての特徴が薄くなっています。そこで今回は、アニメの顔を検出しました。キャラクターはアニメっぽいので、ここを見つけてアニメというところを区別しています。
小岩井 なるほど〜。
麻倉 実写とアニメキャラクターの顔の違いはどういうところなのでしょう? 目の大きさとか?
山内 そこがAIの面白いところで、学習させると実写の顔とアニメの顔とちゃんと区別するんですが、どうやって区別しているのかはわれわれにもわからないんです。
本村 AI君が、違いが分かるように成長していったということですね。
山内 このふたつは、アニメ検出した後に、特別な画質処理を加えた場合と、処理をしない場合の違いのデモです。
第一の違いとして、キャラクターの線が右の方かなり黒が締まってくっきりしていると思います。アニメと判断した時は、超解像で黒成分を引き締める効果を強くして、より線画の黒をはっきりと出すようにしています。
また、特にデジタル製作のアニメではグラデーションが多く使われており、そういったところにバンディングノイズ(階調の段差)が目立つんですが、右の方はそこも綺麗になっています。
小岩井 本当だ、かなり違いますね。
山内 ネット動画だとさらにバンディングが目立ちますので、そこを綺麗にするということをやっています。
麻倉 確かに、立体的に浮かび上がって来る感じです。
本村 ことりさんは、どっちのアニメの絵がいい?
小岩井 断然こっち(右)がいいです。髪の毛の質感とかもグラデーションが多いから全然違いますね。
山内 特にキャラクターの顔にノイズが乗っていると、見ている方は残念なことになってしまいますからね。
小岩井 可愛さ二割増しぐらいに上がっています。
山内 最後はミリ波レーダーセンシングシステムを使った、視距離に合わせた画質調整になります。このデモでは、視聴位置が遠い場合と近い場合で映像が変化しています。試聴距離が近い時にはノイズなどが目立ちやすいので、肌の滑らかさを中心に画質調整します。逆に離れた時にはノイズも目立ちにくくなるので、しっかりと鮮鋭感を上げています。
麻倉 調整は肌色を主体に調整するのですか?
山内 色には関係なく、精細感、ノイズ感を調整しています。効果としては人物が一番分かりやすいんですが、人物に限らず映像全体に対して効果を効かせています。
本村 ことりさん、離れた場所から見て、絵はどう?
小岩井 遠くからでもピントが合っている感じがします。
本村 じゃあ近くに来て。
小岩井 行きます! あ〜、滑らかになった。凄い。こんなに変わるんですね。なんか不思議です、自分の目のピントがずっと綺麗に合っている感じがして、遠くで見ても綺麗、近くで見ても綺麗。
本村 試しに、試聴距離が遠い場合の映像に固定してみましょう。
麻倉 おぉ近づいて見るとモデルさんのそばかすが強調されている。これは絵づくりとしては肌を強調しすぎです。
本村 でも遠くに行った時は、このくらいの画質の方がいい感じになっているんですよ。この問題については、以前から地デジを見てる時に気になっていて、何とか解決したかったのです。
ということで、後半は2023年のレグザに搭載される新しい技術についてのデモが中心となった。高い性能を誇る映像エンジン「レグザエンジンZRα」に、ミリ波レーダーというセンシング技術を組み合わせることで、本当に使いやすい、人に寄り添ったテレビが誕生する。
地デジ、配信、パッケージといったソースのフォーマットはもちろん、映画、ドラマ、アニメといったコンテンツの種類も問わず、しかも各人それぞれの視聴距離まで把握して最良の映像を楽しませてくれる、2023年のレグザのパフォーマンスへの期待が高まるYouTubeをぜひ楽しんでいただきたい。(取材・まとめ:泉哲也)
※2023年1月下旬公開の「その2」へ続く