画像: テクニクスの「SB-C600」は、15cm同軸2ウェイユニット搭載の小型スピーカー。放射的な音の広がりと量感の豊かさが持ち味

Speaker System
テクニクス
SB-C600
¥100,000(ペア、税別)

●型式:2ウェイ同軸・バスレフ型●使用ユニット:ウーファー・15cmコーン型同軸(トゥイーター・2.5cmドーム型)●インピーダンス:4Ω●感度:83dB/2.83V/m●寸法/重量:W173×H293×D283mm/6.3kg●問合せ先:パナソニックお客様ご相談センターTEL.0120-878-982

 管球王国誌の姉妹誌である『ステレオサウンド』のグランプリ(2021年)を受賞したテクニクスのスリムなフロア型スピーカーSB-G90M2は市場でも高評価を得て販売も好調と聞く。このSB-C600は、G90M2が搭載する同軸ドライバーを想起させる小型機。ペアで10万円(税別)という、お買い得感のある価格も魅力の新製品である。

 同軸ドライバーの振動板は、いずれもアルマイト処理のアルミニウム。ウーファーの口径は15cmだから、G90M2の同軸ユニット(16cm)よりも少し小さい専用設計である。中心部のフェイズプラグは樹脂製と思われる。

 管球王国誌試聴室のリファレンス機器で聴いた音は、点音源ならではの音の放射が印象的な、やや生真面目かなとも思わせる真摯な音だった。手嶌 葵のヴォーカルは、わずかにホーン効果による音の張りが感じられ、それは河村尚子が弾くベートーヴェンのピアノ・ソナタでも確認できた。そのあたりが本機の持ち味といえるが、前面に大きめのバスレフポートを備えていることで小型機らしからぬ量感の豊かさが得られているところも特徴といえよう。同軸ドライバーはフロントバッフルに固定されるのではなく、内部のマウントバッフル(21mm厚MDF)に固定される独自の重心マウント。G90M2の技術を反映させているところに、技術陣の意欲が感じられる。

 テクニクスでは、本機と同時発売のネットワークCDレシーバー(SA-C600)と組み合わせたシステムを提案している。

フロントバッフル下部に気流をスムーズにする大口径バスレフポートを配置。専用設計の同軸ユニットは、ユニットの重心位置で強固にサブバッフルに固定されている。

入力端子はシングルワイヤリング。裏蓋タイプのバッフル板は留めネジの多さが特徴的。

専用設計の15cm同軸ユニット。ウーファーの中央部に放射を整えるフェイズプラグ装備のドームトゥイーターを配置。

画像: 同軸ユニットの構造を確認する三浦氏。

同軸ユニットの構造を確認する三浦氏。

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