今年5月に行なわれたカンヌ国際映画祭のACID部門に日本映画として初選出。農業と映画製作の両方を続ける山﨑樹一郎監督の長編第三作『やまぶき』が、11月5日(土)よりユーロスペース、11月12日(土)よりシネ・ヌーヴォ、京都みなみ会館、元町映画館にて公開される。

 やまぶきとは、祷キララ演じる女子高校生“早川山吹”の名前、そして陽の当たりづらい場所に咲く野生の花「山吹」のことでもある。

 主人公は、韓国人男性のチャンス(カン・ユンス)。かつては乗馬競技のホープであったが、父親の会社が倒産したため多額の負債を背負うことになり、岡山県真庭市でヴェトナム人労働者たちとともに採石場で働いている。一方で、先に触れた山吹は、刑事の父と二人暮らし。だが父親の意思とはかけ離れたところで、交差点に立ってサイレントスタンディングを行なっている。接点のなさそうなふたりが、ひとつの、じつにキメ細かな物語を紡いでいく、そのさまを、この映画はじっくりと描く。山吹の彼氏(恋心というよりも、同志として慕っているようにも見える)を演じる黒住尚生も快演している。

画像1: カンヌ国際映画祭のACID部門に日本映画として初選出。16ミリフィルムで撮影された、深い余韻を残す一作『やまぶき』

 フランスとの共同製作作品でもあり、『大人のためのグリム童話 手をなくした少女』でアヌシー国際アニメーション映画祭2冠に輝くセバスチャン・ローデンバックがアニメのパートを、オリヴィエ・ドゥパリが音楽を担当。編集協力にはフランソワ・トリュフォーやフィリップ・ガレルらの作品に関わったヤン・ドゥデの名もある。あえて16ミリフィルムで撮影に挑んだのも話題となろう。

画像2: カンヌ国際映画祭のACID部門に日本映画として初選出。16ミリフィルムで撮影された、深い余韻を残す一作『やまぶき』

映画『やまぶき』

11月5日(土)より渋谷ユーロスペース、11月12日(土)より大阪シネ・ヌーヴォ、京都みなみ会館、元町映画館、ほか全国順次公開

<スタッフ・キャスト>
監督・脚本:山﨑樹一郎
出演:カン・ユンス、祷キララ、川瀬陽太、和田光沙、三浦誠己、青木崇高、黒住尚生、桜まゆみ、謝村梨帆、西山真来、千田知美、大倉英莉、松浦祐也、グエン・クアン・フイ、柳原良平、齋藤徳一、中島朋人、中垣直久、ほたる、佐野和宏
プロデューサー:小山内照太郎、赤松章子、渡辺厚人、真砂豪、山崎樹一郎/制作プロデューサー:松倉大夏/撮影:俵謙太/照明:福田裕佐/録音:寒川聖美/美術:西村立志/助監督:鹿川裕史/衣装:田口慧/ヘアメイク:菅原美和子/俗音:近藤崇生/音楽:オリヴィエ・ドゥパリ/アニメーション:セバスチャン・ローデンバック/編集協力:ヤン・ドゥデ、秋元みのり/製作:真庭フィルムユニオン、Survivance/配給:boid/VOICE OF GHOST
2022年|日本・フランス|16mm→DCP|カラー|5.1ch|1:1.5|97分
(C) 2022 FILM UNION MANIWA SURVIVANCE

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