タクトシュトックは、2022年12月よりスロバキアのCANOR AUDIO(カノア・オーディオ)の取り扱いをスタートする。発売予定の製品ラインナップは以下の通り。

●真空管フォノプリアンプ
PH 1.10 ¥1,000,000(税別、予価)
PH 2.10 ¥650,000(税別、予価)
●真空管インテグレーテッドアンプ
AI 1.10 ¥1.200,000(税別、予価、2023年発売予定)

画像1: タクトシュタックが、カノア・オーディオ製品の取り扱いをスタート。真空管フォノプリアンプ2機種からスタートし、来年には真空管インテグレーテッドアンプも発売予定

 カノア・オーディオ社は、1995年にスロバキア共和国東部のプレショフに設立されたブランドで、社名はラテン語で “音” を意味するCANOR(カノア)からとられている。設立当初より母国や東欧圏を中心に高い評価を受け、2008年頃から西欧や北米マーケットに進出、近年ではおよそ35ヵ国に輸出されている。

 カノア・オーディオは自社内にSMT(Surface Mount Technology)ライン、陽極酸化ライン、CNCマシンなどを保有しており、社員数はおよそ90人。多くのオーディオブランドのODMも請け負っているそうだ。ODMでは、設計、開発から製造までの一切を請け負い、完成した製品を納入する。日本にも多くのODM in Canorのプロダクトが輸入されており、カノアで設計・生産されたオーディオ製品を使っているユーザーも実は多いとのことだ。

画像2: タクトシュタックが、カノア・オーディオ製品の取り扱いをスタート。真空管フォノプリアンプ2機種からスタートし、来年には真空管インテグレーテッドアンプも発売予定

 カノア・オーディオに搭載されるすべての真空管は、自社内で開発された「BT-1」「TTM-1」「Aladdin」測定器で測定・選別され、最高品質の真空管のみ採用されている。各製品の品質は、最新のオーディオ・プレシジョン・テスト機器によって管理され、製品はバーンイン後に全数最終試聴テストを受けている。生産におけるすべての技術的プロセスは、高品質な製品を製造するという目的につながっているわけだ。

 プリント基板の製造には、CMTテクノロジー(CANOR PCB Milling Technology)を採用。電子回路は比較的高いインピーダンスで動作しており、接線による劣化は音像や空気感の劣化をもたらすが、基板の計算された位置にホール(穴)を空ける事ができるCMTテクノロジーによってプリント基板の誘電損失係数(損失接線)を空気損失係数に近づけることが可能になっているという。

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