アユートから、Astell&Kernの新製品3モデルが発表された。それぞれの型番、市場想定価格、発売日は以下の通り。
●ポータブルプレーヤー:KANN MAX 市場想定価格¥199,980前後、5月発売予定
●ハイレゾ対応ポータブルUSB-DACケーブル:AK HC2 市場想定価格¥27,980前後、6月発売予定
●イン・イヤ・モニター:PATHFINDER 市場想定価格¥299,980前後、7月発売予定
KANNシリーズは、高出力ながら低歪みと高いS/Nの両立をコンセプトにした、ポータブルオーディオプレーヤー。今回のKANN MAXは、「Engineered to Powerful Perfection」をスローガンとして、これまでのシリーズにおける長所を活かしつつ、さらなる高出力化とともにポータビリティを実現したシリーズ第4弾となる。
4段階のゲイン調整、最大15Vrmsの出力を実現し、様々なヘッドホンを、余裕をもってドライブ可能。また、KANNシリーズの設計技術を活かして軽量化と小型化も実現している。
DAC部にはESSの「S9038Q2M」をクアッドDAC構成で搭載し、独自のオーディオ技術により、優れたパフォーマンスを提供してくれる。最大768kHz/32ビットのリニアPCMとDSD512のネイティブ再生にも対応する。
出力端子は3.5mmアンバランス(光出力兼用)と2.5mm/4.4mmバランス出力を装備。Bluetoothでの再生も可能で、コーデックはaptX HD、LDACに対応済みだ。
AK HC2は、「SMALL,BUT MIGHTY」をスローガンとして Astell&KernのUSB DAC機能に特化した、ハイレゾ対応ポータブル USB-DACケーブル第2弾。
コンパクトな本体に最先端の機能が満載されており、4.4mm5極バランス出力から高品質で低ノイズ、セパレーションに優れたサウンドを提供できるよう設計されている。
AK HC2を愛用デバイスのUSB Type-Cに接続し、ヘッドホンを接続するだけで、繊細でダイナミック、スリリングでリアルなサウンドに没頭することができるという。付属のUSB Type-C to Lightningアダプターを使ってiOSデバイスとの組み合わせも可能。バスパワー電源のため、プラグ&プレイで高音質を手軽に楽しめる。
DAC回路にはシーラスロジック「CS43198」をデュアルDAC構成で搭載し、最大384kHz/32ビットのリニアPCMとDSD256のネイティブ再生に対応する。
PATHFINDERは、アメリカのイヤホンブランドCampfire Audioとのコラボレーションモデル。「The Hybrid IEM Redefined」をスローガンとして、世界初のデュアルチャンバー・ドライバー・テクノロジーを採用したハイブリッド型 IEMという。
より広い周波数帯域とリアルな再現性、優れた帯域バランスを実現するため、まったく新しい設計を採用。中域の要にKnowles社のデュアルダイアフラム・ミッドフォーカスBAドライバー、高域にCampfire Audioの特許技術である「T.A.E.C.Technology」を採用したカスタム・デュアルBAドライバー、そして低〜中低域用には「Radial VentingTechnology」を初採用した10mm径ハイブリッド振動板のデュアル・カスタム・ダイナミックドライバーを搭載している。
また、3.5mmアンバランス、2.5mm/4.4mmバランスの合計3本のフラットデザイン銀メッキOFCリッツケーブルが付属し、接続機器に合わせてイヤホンの性能を最大限に引き出せるという。ベリリウム/銅の堅牢なカスタムMMCXコネクターも備えている。