ハーマンインターナショナルから、Mark Levinson(マークレビンソン)初のワイヤレスヘッドホン「No.5909」が発売される。定価¥121,000(税込)で、6月の発売予定とのことだ。

 マークレビンソンは、そのサウンドパフォーマンスや物作りがハイエンドオーディオの世界で高い評価を集めているブランドだ。これまでプリアンプやパワーアンプ、ディスクプレーヤーをラインナップしているが、今回そこにヘッドホンが加わったことになる。

画像1: マークレビンソン初のワイヤレスヘッドホン「No.5909」。アクティブノイズキャンセリングやLDAC伝送など、いい音のためのスペックを満載

 「原音を忠実に、ライブの感動を再現する」というブランド哲学を目指し、ベリリウムコーティングを施した40mmダイナミックドライバーを搭載。さらにアクティブノイズキャンセリング機能を採用することで、周囲の環境を気にせず、音楽の世界に浸ることができる。

 BluetoothのコーデックはSBC、AACに加えてハイレゾクォリティの信号伝送ができるLADCとaptX Adaptiveに対応済み。ここでも原音に忠実な音楽再生を目指している。

 有線接続はデジタル、アナログの両方が可能。付属のUSB Type-C→Type-AケーブルでPC等とつなげば、最大96kHz/24ビットのデジタル信号を伝送して楽しめる。

 アナログ接続用には3.5mm→USB Type-C変換ケーブル(1.25m/4m)が付属しており、この場合は通常のヘッドホンとして動作する。バッテリーが切れた場合でもアナログ接続なら問題なく使えることになる。

 バッテリーは最大約34時間、ノイズキャンセリング使用時で約30時間の連続再生が可能。急速充電は約15分で6時間の連続再生に対応している。

画像2: マークレビンソン初のワイヤレスヘッドホン「No.5909」。アクティブノイズキャンセリングやLDAC伝送など、いい音のためのスペックを満載

 先日の発表会で、マークレビンソンのプリメインアンプ「No5805」のヘッドホン出力にNo.5909をつないだ音を聴かせてもらった(音源はSACDプレーヤー『No5101』で再生)。ジェーン・モンハイトのヴォーカルがとても綺麗に響き、伸びやかな声が再現される。ノイズキャンセリングの効果も適度な印象で(展示会なのでさすがに外来ノイズがないというわけにはいかないが)、音楽をしっかり楽しむことができた。

 マークレビンソンというハイエンドブランドが送り出すヘッドホンとして、音楽愛好家の注目を集める製品になるだろう。

「No.5909」の主なスペック

●型式:ハイブリッド型ノイズキャンセリング搭載ワイヤレスヘッドホン
●使用ユニット:40mmベリリウムコーティング・ダイナミック型
●再生周波数帯域:20Hz〜20kHz(ワイヤレス接続時)、10Hz〜40kHz(有線接続時)
●Bluetoothコーデック:SBC、AAC、LDAC、aptX Adaptive
●連続使用時間:最大約34時間(アクティブノイズキャンセリング/オフ)、最大約30時間(アクティブノイズキャンセリング/オン)
●質量:約340g

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