WOO Audio

画像: 写真左側手前が「WA11」で、右が専用カバー

写真左側手前が「WA11」で、右が専用カバー

 ニューヨークに拠点を置くWOO Audioは、設立当初から管球式アンプを製造してきたブランドだ。「WA11」は携帯性を重視して半導体素子を採用したヘッドホンアンプで、フルバランス伝送を採用している点は前モデルを継承している。DACチップはESSのESS9018Mで、最大384kHz/24ビットのリニアPCMとDSD5.6MHzが再生できる。

 WA11は以前から発売されているが、今回はそれを収納する樹脂製専用カバーが展示されていた。カバーにWA11本体を収納でき、さらに表面にはスマホが取り付け可能。スマホとWA11をUSB Type-Cケーブルでつなぐことで、高品位なデジタルオーディオプレーヤーとして使えるようになるわけだ。

 このカバーはユーザーのスマホの型番に応じてカスタムで製造するとかで、他にもデスクトップ設置用などのバリエーションが予定されている。

SOUND WARRIOR

画像: 左は「SW-HP300」で、右はウッドキャビネットの試作品

左は「SW-HP300」で、右はウッドキャビネットの試作品

画像: プリメインアンプ「SWL-AA1」の下に置かれているのが、CDプレーヤーの「SWL-CA1」

プリメインアンプ「SWL-AA1」の下に置かれているのが、CDプレーヤーの「SWL-CA1」

 サウンドウォーリアでは、同ブランド初のセミオープン型ヘッドホン「SW-HP100」の上位モデルとなる「SW-HP300」が参考展示され、その音を確認できるようになっている。

 SW-HP300は搭載されたドライバーやイヤーパッドを刷新し、より低域の伸びた重心の低い音を実現している。もちろん装着感も快適だ。こちらは12月の発売予定で、2万円台前半の価格を予定しているようだ。

 また同社ではハウジングに木材を使ったヘッドホンの試作も行なっている。ノブナガラボのケーブルを付属させるなど、オーディオリスニング用を意識したラインナップになるようだ。

 もうひとつ、CDプレーヤーの「SWL-CA1」も展示されていた。こちらは真空管プリメインアンプ「SWL-AA1」と一緒に使ってぴったりの薄型サイズに仕上げられているのがポイントだ。音楽CDの再生に加えて、デジタル入力(光、同軸)も備えているので、単体DACとしても使用可能という。SWL-CA1は12月の発売予定で、6万円台半ばくらいのお値段になりそうだ。

CHORD/PATHOS

画像: CHORDの「Hugo M Scaler」(下段)と「Hugo TT2」(上段)

CHORDの「Hugo M Scaler」(下段)と「Hugo TT2」(上段)

画像: アナログヘッドホンアンプ「Aurium」(左)や「InPol EAR」(右)

アナログヘッドホンアンプ「Aurium」(左)や「InPol EAR」(右)

 タイムロードでは、CHORDやPATHOSの製品を揃えて、その音を試聴できるようになっていた。

 CHORDではアップスケーラーの「Hugo M Scaler」とDACの「Hugo TT2」という組み合わせ、PATHOSではアナログヘッドホンアンプ「Aurium」や「InPol EAR」といったハイエンドな機器の音を直に楽しめるので、ヘッドホンファンはぜひ一度このサウンドを体験してみていただきたい。

トライオード/MQA-CD

画像: 「CZ-10」の音を確かめる来場者

「CZ-10」の音を確かめる来場者

画像: カクテルオーディオの「X35」でMQA-CDのパフォーマンスを体験できる

カクテルオーディオの「X35」でMQA-CDのパフォーマンスを体験できる

 トライオードブースでは、クロスゾーンの頭外定位型ヘッドホン「CZ-1」「CZ-10」が注目を集めている。全開のヘッドホン祭でも同様だったが、頭外定位で音楽がどんな風に聴こえるのかに興味を持っている方は多いようで、実際に音を確認してみたいという来場者が絶えないようだ。

 さらにその隣では、MQA-CDをカクテルオーディオのマルチメディアプレーヤー「X45」「X35」を使って再生、その音を体験可能だ。X45やX35はMQA-CDのデコードにも対応しているので、各ディスクがハイレゾ品質でどのように楽しめるかを体験してみるのもいいだろう。会場ではMQA-CDの販売もしており、香港からのお客さんがまとめ買いしている様子も見て取れた。

COLIS by JR SOUND

画像: COLIS by JR SOUND

 JR SOUNDでは、ブースにアナログターンテーブルを設置、COLISブランドのフォノイコライザー「HQA-202」とヘッドホンアンプ「HPA-206 II」で再生したサウンドを体験できる。

 HQA-202はありのままの音を目指したフォノイコライザーで、スイッチング電源とICを使用しないディスクリート回路を組み合わせた独自の電源回路、グランド回路を搭載した。これにより、S/Nも改善されているそうだ。MM/MCどちらの方式にも対応済み。

 HPA-206 IIはバランス/アンバランスのアナログ入力を備え、出力もアンバランス/バランスの両方に対応している。内部的には合計6系統の独立した駆動回路が搭載されており、そのうち4系統はバランス用、2系統がアンバランス用に当てられている。つまりバランス出力(1系統)とアンバランス出力(2系統)は別々に処理されており、アンバランスの音質も当然高品位なわけだ。

Top Wing Cybersound Group

画像: Top Wing Cybersound Group

 中野サンプラザの15F、リーフルームにはトップウィングサイバーサウンドグループが輸入販売を手がける製品が並べられ、それらの試聴も可能になっていた。

 そこに展示されていたifi audioのバランス対応USB DAC内蔵ヘッドホンアンプ「ZEN DAC」は、10月末に発売された新製品だ。¥18,000(税別)という価格ながら、同ブランドの技術顧問であるジョン・カール氏が音決めに参加していることも見逃せないだろう。

 ハイレゾ信号はDXD 384kHz/24ビット、PCM 192kHz/24ビットに加え、DSD 12.4MHzまでサポートしている。入力端子はUSB Type-B(角形)で、出力はRCAアナログとライン出力、前面にヘッドホンジャックと4,4mmのバランスヘッドホン出力を搭載している。

 他にもSpirit Torinoの高級ヘッドホン「SUPERLEGGERA」やXIAUDIOのDAC「SagraDAC」やヘッドホンアンプの「Formulas」、Lotooのプレーヤー「PAW6000」といった、ポータブルファンが気になるモデルが揃い、いずれも試聴ができるよう準備されていた。

画像: 「SUPERLEGGERA」

「SUPERLEGGERA」

画像: 左がXIAUDIOのDAC「SagraDAC」で、右はヘッドホンアンプの「Formulas」

左がXIAUDIOのDAC「SagraDAC」で、右はヘッドホンアンプの「Formulas」

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