パナソニックのシアターバーシリーズに、ドルビーアトモスとDTS:Xのフルデコード機能を搭載した新製品「SC-HTB900」が追加された。市場想定価格は¥100,000前後で、7月19日に発売される。

画像: 「SC-HTB900」は先日発表された有機ELビエラ、GZ1000シリーズとのデザインマッチングを図っており、テレビの画面下側にHTB900の本体が収まるように設計されている

「SC-HTB900」は先日発表された有機ELビエラ、GZ1000シリーズとのデザインマッチングを図っており、テレビの画面下側にHTB900の本体が収まるように設計されている

 その一番の特徴は、同社シアターバーとして初めて“Tuned by Technics”を謳っていることだ。

 これは、最近の有機ELビエラのスピーカーでも採用されているやり方で、同社のハイファイオーディオブランド、テクニクスの開発チームとともにチューニングを行なうものとなる。

 回路面では、ハイレゾ音源まで忠実に再現できるよう、テクニクスのフルデジタルアンプ「JENO engine」を搭載。さらに音質のためのパーツを厳選しているそうだ。

 内蔵スピーカーはL/R用にそれぞれ1.6cmドーム型トゥイーター×1+6.5cmウーファー×2システムを搭載。センター用は6.5cmフルレンジスピーカー×2という構成で、ノイズや歪みを排除したクリアーなサウンドを実現する。

画像: 無線接続のサブウーファーも付属する

無線接続のサブウーファーも付属する

 また同社のシアターバーとしては「SC-HTB01」に続いて、ドルビーアトモスやDTS:Xといったオブジェクトオーディオのフルデコード機能を搭載している。つまりこれらの信号をデコードした後、3Dサウンドテクノロジーを使って、フロントL/C/R+サブウーファー(無線式)の3.1chスピーカーで立体音響として再現するのだ。

 この状態ではオーバーヘッドを含むあらゆる方向から音が再現され、没入型の映画体験が可能になるとのことだ。同時にバー本体での再生帯域を拡大し、男性の声の帯域までカバーするように変更された。この結果、音場のつながりや、臨場感の改善も実現できている。

 その他の仕様は、HDMI端子の4Kパススルーが可能だ。ただしHDR信号はHDR10とHLGまでで、HDR10+やドルビービジョン信号には対応していない。またクロームキャスト機能を内蔵しているので、Wi-Fi経由で音楽を簡単に楽しめる。さらに、Googleアシスタントにも対応済みで、音声での操作もOKという。

 このほか、後日のファームウェアーアップデートで、Panasonic Music Controlアプリからの操作ができるようになる予定だ。Panasonic Music Controlを使えば同じネットワーク内のDIGAに保存した音楽データを再生できるので、音楽再生をいっそう手軽に楽しめるはずだ。

画像: Tuned by Technicsの証

Tuned by Technicsの証

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