AZLAB
4Kや8Kにも対応した映像処理アプリケーションやハードウェアの開発を手がけているAZLAB(アズラボ)では、世界初の16K映像をデモしていた。これは一台のプレーヤーで16K/120pの非圧縮映像を再生できるもので、会場では8Kディスプレイを4枚組み合わせて映像を再現していた。
ちなみにプレーヤーとモニターはHDMIケーブルでつないでいるが、8Kの伝送に4本必要なので、16Kでは合計16本を使うことになるという。プレーヤーの後ろを確認してみたが、確かにHDMIケーブルが束になっていて、その力業に思わず笑ってしまった。
キヤノン&ヤマハ
キヤノンとヤマハは、会場内のプライベートルームに、4K映像+イマーシブサウンドによる超臨場感体験ができるシアターを構築していた。
映像はキヤノン製4Kプロジェクターを3台使って、横長スクリーンに投写している。しかもそのスクリーンはカーブドタイプで、視聴位置中央からみると150度近い視野を覆うようになっている。
組み合わせるサウンドは、ヤマハの音場創成技術を活かした22.2ch対応システムだ。横長スクリーンに再現される映像に合わせて音が左右に動き回ったり、コンサートホールの映像では、女性ヴォーカルの声にリアルタイムで反響を加えるなどして、たいへん生々しく再現していた。
視野いっぱいに広がる4K映像と包み込まれるサウンドが生み出す超臨場感映像は、きわめて自然な没入体験を約束してくれること間違いなし。このシステムで、音楽ライブやスポーツを鑑賞してみたいと思った。