現実と非現実の間にある“不思議な町”を舞台にした映画『人数の町』で、映画初出演を飾った立花恵理にインタビュー。「ひとつの作品をより掘り下げて考えられるようになりました」
木下グループ新人監督賞の準グランプリを受賞した『人数の町』が、いよいよ9月4日(金)より全国公開される。日常からこぼれ落ちた人たちが、日々の生活の不安を感じることなく過ごせる“町”を舞台にした、人間心理の奥底を覗き見るような感覚が味わえる怪作。ここでは、本作で映画デビューを飾り、その理想郷的な“町”での生活を満喫している末永 緑を演じた立花恵理にインタビューした。
――映画初出演おめでとうございます。いよいよ公開を迎えます。
ありがとうございます。映画って、撮り終えてからこんなにも長い時間をかけて温められるというか、熟成していくのは新鮮な感覚ですね。早く皆さんに観ていただきたいですし、(...