LANケーブル部門 第1位 ゾノトーン Shupreme LAN-1【HiVi夏のベストバイ2025 特設サイト】

4つの異なる素材ケーブルを組み合わせたハイブリッドLANケーブル。「チーク・トゥ・チーク／情家みえ」を聴くと華麗、ハイフォーカス、そしてグロッシーだ。温度感が高さと、粒立ちが緻密で、色彩感がとても豊か。アコースティック・ベースの弾みも俊敏で、心地好い。さらに音に核があり、リジッドで安定感が高い。音源から豊かな音楽性を引き出す名ケーブルだ。

LANケーブルの領域にハイブリッド導体構造による音質本位というコンセプトを持ち込んだユニークなアイテムだ。伝送容量カテゴリーで上位規格認証を目指さず、通信速度の高速性よりも音質を重んじた設計。声の色艶、メロディの抑揚が素晴らしい。

LANケーブルというと、ハイスピード/広帯域を重視して単線を採用するメーカーが多いなか、音質を重視した4種類の線材を吟味してブレンド。徹底したノイズ対策を施したオーディオ用LANケーブル。対応規格は、あえて超高速度対応のカテゴリー準拠を求めずCAT5eにとどめているが、芳醇と言いたくなる艶やかな音は他にはない魅力がある。

Qobuzの日本正式スタートがトリガーとなり、LANケーブルの売上が好調だと聞く。そのような中、ゾノトーン初となるLANケーブルが登場した。解像度至上のモデルが多いLANケーブルの中にあって、同社らしく力感と艶やかな音色を備え、さらにCAT5e規格に準拠することで、安定したデータ伝送を保証している。

超高純度7NクラスCu、高純度無酸素銅線PCUHD、純銀コートOFC、高純度無酸素銅OFC、4種類の素材を独自の黄金比でハイブリッド化したという凝りに凝った信号線が特徴的なLANケーブルだ。帯域バランスの整った自然体のサウンドは、足すことも、引くこともない、ニュートラルな響きを身上とするゾノトーンの真骨頂だ。

オーディオグレードのLANケーブルのなかでも異彩を放つほど素材の選択と組合せの割合を吟味し、7N銅線や純銀コートOFCなど音の良さに定評のある4種類の素材の長所を活かした適切なチューニングを実現した。絶縁とシールド構造も妥協なく仕上げつつ、扱いやすさも確保。音の質感の高さとバランスの良さは特筆に値する。

同社製ケーブルでお馴染みのハイブリッド導体が用いられた注目のLANケーブル。外径7.6mmの中に収められた8本の芯線が4種類の厳選された線材で形成されている。太く力強い音が特徴で、音質チューニングされたエンジニアの感性がLANケーブルでも活かされていることに感心させられた。