コンベンションセンターの西館は、クルマの専門展示場。Xperiブースに陣取ったメルセデスベンツのE450では、「RIDEVU(ライドビュー)」というソニー・ピクチャーズの配信サービスが受けられる。
ソニー・ピクチャーズはテレビ向けと、クルマ向けにコンテンツ配信サービスを展開。ソニーのテレビ向けは「Sony Picture's Core」だ(『Bravia Core』から名称変更)。クルマ向けのRIDEVUはベンツ独占だ。数千のタイトルが視聴可能。その中の100タイトル程は無料で配信され、毎月、内容が変わる。
そこで凄いのは、ベンツにIMAX Enhancedコンテンツを配信するのである。ソニー・ピクチャーズのIMAXEnhancedコンテンツは、今年中に70以上のタイトルになる。ただし、現時点では音声はコンベンショナルなDTSで再生され、来月以降にイマーシブのDTS:Xにアップグレードするという。
正確にはIMAXには規格として「車載用IMAX Enhancedフォーマット」が存在しない。そこで、IMAXが「認めた(certify)」、実質的な車載用IMAX Enhancedとして今回、発表された。IMAXからは「IMAX Enhancedコンテンツを楽しめるクルマ」というお墨付きは獲得しているという。
音声はDTS:Xを使用するが、画像に対するレギュレーションは、ない。IMAX Enhancedは基本、16:9アスペクトだが、ここはノーケア。
RIDEVUはメルセデス・ベンツの最新世代「MBUX」(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)上で展開、アメリカを嚆矢とし、日本、アメリカ、ドイツ、イギリス、アイルランドの5ヵ国で始まっている。