ウエストホールのXperiブースで、DTSのカーエンタテインメントサービス、「DTS AutoStage Video Service Powered by TiVo」を搭載したBMWのSUV、X3M50が出迎えてくれた。

 同サービスは2023年にBMWが採用したのを嚆矢に現在、世界146ヵ国で1,000万台の車両に搭載されるまでに成長。北米の600万台以上の車両がDTS AutoStageとHD Radioが受信している。北米ではハーレー・ダビットソン、フォード・モーターも採用。2026年には日系のクルマメーカーも採用する運びという。インターネット配信だけでなく、放送にも対応するのが特徴。

 本サービスの一年の経験が面白い。北米では親が子供の学校にクルマで迎えに行く。子供が学校から出てくるまで少し時間があるので、スマホでYouTubeなどを見て、暇を潰している。その代わりにDTS AutoStageが見られるようになったが、当初は映画をたくさん再生するのかと思っていたら、違って、ニュースや天気予報、音楽クリップなどの15分以内の短いコンテンツが、よく見られることが分かった。

 「だいたい 15 分ぐらいしか見てないという傾向です。なのでTiVo側のパーソナライズ設定で、30分以内の番組という項目を最近、つくりました」(担当者)

 今後の展開としては、ナビゲーションとの連携で、目的地に着く時間が分かれば、運転中にその時間に応じたコンテンツを紹介(助手席、後部座席用)、自動運転の時代には、長尺コンテンツが見られる……と、時間に応じたコンテンツ推薦の方向がとられるという。

画像: 車内では株式ニュースが人気

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画像: 学校へのクルマでの送り迎えでは、短尺コンテンツがウケる

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画像: もちろん長尺映画も

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