オーディオテクニカから、有線ヘッドホンの新製品として、世界限定300台の「ATH-WB LTD」が、4月26日に発売される。価格はオープンで、想定市場価格は￥286,000（税込）を予定している。
ATH-WB LTDは、密閉型のヘッドホンで、昨年発売された同社創業60周年記念モデル「ATH-WB2022」（無線・有線の2ウェイモデル）に初搭載された45mm径のHDドライバーを、本機（アナログ接続）専用にチューニングして搭載しているのが特徴となる。
そのドライバーは、解像度の高い低域を生み出すとともに、振動板表面にはDLCコーティングを施すことで、高域の再現性も向上させているのが注目点。磁気回路には、純鉄一体型ヨーク（継鉄）を採用し、駆動力の強化も図られている。なお、ボイスコイルには、7N純度のOFC品を適用し、こちらもドライバーの駆動力強化にあてているということだ。
イヤーカップの外装は、フレイムメイプル・ウォルナット・マホガニー材の3層構造のハウジングによって、美しさだけでなく、優れた音響特性と制振性能を発揮するように設計されている。なお、ケーブルの脱着に対応し、コネクターはA2DC（2本だし）、プラグは、4.4mmバランスと3.5mmステレオミニの2本が同梱される。
ATH-WB LTDの主な特徴
・世界300台の数量限定生産
・60周年記念モデル「ATH-WB2022」で初搭載した45mm HD ドライバーをベースに、アナログ接続向けに専用チューニング
・駆動力を極限まで引き出す純鉄一体型ヨークを採用した高性能磁気回路を搭載
・解像度の高い低域を生み出す振動板にDLC（Diamond Like Carbon）コーディングを施し、高域の再現性を向上
・最高峰の純度を誇る7N-OFCボイスコイルにより、ドライバーの駆動力を飛躍的に強化し、音声信号を正確に伝送
・フレイムメイプル・ウォルナット・マホガニー材の3層構造ハウジングにより、優れた音響特性と制振性能を存分に発揮
・ハウジングの加工から塗装までの工程を、日本を代表するギターメーカー、フジゲン株式会社にて実施
・イヤパッドとヘッドバンドには、耐久性を備え、しなやかな肌触りが心地良いシープスキン（羊革）を採用
・独自のジョイント設計でヘッドバンドがより頭部に沿う形状、適度な側圧により重量を感じさせない、軽快で美しい装着感を実現
・高純度銅線6N-OFC＋OFC を採用したスターカッド撚り線構造の A2DC着脱ケーブル
・4.4mm5極プラグを採用した、左右の音の分離感を高める両出し1.2mバランスケーブルを付属
ATH-WB LTDの主な仕様
型式：密閉ダイナミック型
ドライバー：45mm径ダイナミック型
再生周波数帯域：5Hz～50kHz
出力音圧レベル：104dB/mW
最大入力：1,000mW
インピーダンス：40Ω
入力端子：A2DC
質量（コード除く）：約320g
付属品：コード（1.2m ／φ3.5mm 金メッキステレオミニプラグ／ L 型）、バランスケーブル（1.2m／φ4.4mm 金メッキバランス5 極プラグ／L 型）、φ6.3mm ステレオ変換プラグアダプター、ポーチ／シリアルナンバーカード／ポストカード／
