コルグは、株式会社WOWOW、株式会社シンタックスジャパンと共同で、世界初となる96kHz AURO-3Dによるインターネット・ライブ配信イベントを実施する。
2020年からのコロナ禍以降、多くのインターネット配信サービスが開始され、音楽ライブを配信で楽しむ機会も増えてきた。しかし多くのライブ配信サービスでは、ライブの臨場感を届けられるほどの品質や魅力を備えていないのが現状だった。
そこでコルグでは、2020年9月にインターネット動画配信システム「Live Extreme」を発表、ロスレス/ハイレゾ・オーディオに対応した高い品質が評価され、これまでにおよそ150公演のコンサートやイベントの配信に採用されてきたという。さらに2023年にはAURO-3Dのライブ配信に対応するとともに、アメリカのStreamsoft社が提供する「Artist Connection」と提携し、ワールドワイドでライブ配信できるようになっている。
一方WOWOWでは、2020年10月に世界で初めてAURO-3D(AuroCodec/48kHz/5.1.4ch) をライブ配信する実証実験を実施。2021年12月から専用アプリ「ωプレイヤー(β版)」をモニター配布して実験を続けるなど、立体音響配信の可性を積極的に追求してきている。
今回コルグは、AURO-3D配信の知見が深いWOWOW、空間音響制作・開発用機器やネットワークオーディオの現場を熟知したシンタックスジャパンの協力を得て、世界で初めて96kHz AURO-3Dをライブ配信する無償のイベントを実施することになった。
この配信はArtist Connectionプラットフォームを通じて配信されるため、PCのウェブ・ブラウザを使ったマルチスピーカー再生のほか、Artist ConnectionアプリによるAuro-Headphones(バイノーラル)でも視聴可能という。対応環境をお持ちの方は専用フォームから申し込みの上、無料でお楽しみいただける。
「世紀を継ぐ奇跡の競演」in オルゴール博物館「ホール・オブ・ホールズ」
●公演内容:マリンバ奏者の大森たつしさんが、長年の演奏パートナーでもある神原瑶子さんと共に、1900年パリ万博で発表されたといわれる自動演奏楽器「リモネール1900」と、現在世界で唯一稼働している1926年製自動演奏ピアノ「チッカリング・9フィート・アンピコ・グランドピアノ」という2台の自動演奏楽器との時を超えた競演を実施。YMOのプログラマーとして有名な松武秀樹さんもナビゲーターとして出演し、技術解説を担当してくれる。
●ナビゲーター:松武秀樹さん
●音楽監督:入交英雄さん(WOWOW)
●演奏:大森たつしさん、神原瑶子さん
●ゼネラルプロデューサー:村井清二(シンタックスジャパン)
●制作:WOWOW
●配信:コルグ
●協力:シンタックスジャパン、ジェネレックジャパン
配信の詳細
●リアルタイム配信:日本向け=2024年2月28日17:00〜(日本時間)、アメリカ向け=2024年2月28日18:00〜(太平洋標準時)※各公演先着100名限定
●配信フォーマット:映像(フルHD)+音声AURO-3D (Auro Codec/96kHz/5.1.4ch)
●再生対応デバイス
AURO-3Dに対応したAVアンプとHDMI接続する場合:Windows10以降(対応ブラウザ=Chrome)、macOS 11以降(対応ブラウザ=Safari、Chrome)、NvidiaShield TV/Shield TV Pro(再生アプリ=Artist Connection)
ヘッドホンで再生する場合:iPhone/iPad(再生アプリ=Artist Connection)、Google Android(再生アプリ=Artist Connection)
●視聴方法:配信の視聴を希望する方は以下専用フォームから申し込みを