Dolby(ドルビー)は、昨年と同じNOMADホテルで新技術を披露。面白いことにDTS(エクスペリ)も、同じホテルでスウィートを構えている。こちらはMGMパークホテルでのイベントだが、実は同じ建物なのであった。

 今年のドルビーのテーマは「LOVE MORE」。より普及し、一般化する流れを強めようという思惑からだ。昨年にプロトタイプでみたケーブル・セットトップ・ボックスを内蔵したサウンドバーが製品化に進み、今年はヨーロッパと韓国を中心に7つのブランドが、セットトップ・ボックス内蔵サウンドバーを出展。ドルビーアトモスの再生が可能で、ドルビービジョンはパススルーでHDMI接続したテレビに流す。

画像1: 【麻倉怜士のCES2024レポート07】ドルビーは、セットトップ・ボックス内蔵サウンドバーと、音場整頓ソリューション「Dolby Atmos Flex Connect」をアピール
画像: 今年はヨーロッパと韓国を中心に7つのブランドが、セットトップ・ボックス内蔵サウンドバーを出展

今年はヨーロッパと韓国を中心に7つのブランドが、セットトップ・ボックス内蔵サウンドバーを出展

 もうひとつ、マルチチャンネルスピーカー用の「Dolby Atmos Flex Connect」という音場測定ソリューションも発表。前方と後方のスピーカーをラフに置いても、音場が整頓され、コンテンツの意図どおりの音場再現を可能にする仕掛けだ。スイープ信号でキャリブレートし、システムに最適な乗数を与える。

 ドルビーとしてはFlex Connectを、独立型リアスピーカーを備えるサウンドバーや、ホームシアタースピーカーシステムなどへの搭載を狙う。今回のCES展示では、別項に述べるWiSAが、ミドルクラスのスピーカーシステムをターゲットにしており、WiSA+Dolby Atmos Flex Connectの組み合わせが、最強になりそうだ。

画像2: 【麻倉怜士のCES2024レポート07】ドルビーは、セットトップ・ボックス内蔵サウンドバーと、音場整頓ソリューション「Dolby Atmos Flex Connect」をアピール
画像3: 【麻倉怜士のCES2024レポート07】ドルビーは、セットトップ・ボックス内蔵サウンドバーと、音場整頓ソリューション「Dolby Atmos Flex Connect」をアピール
画像: 音場測定整頓ソリューションの「Dolby Atmos Flex Connect」

音場測定整頓ソリューションの「Dolby Atmos Flex Connect」

画像: ロータスのSUV新型「オールエレクトリックハイパー」にドルビーアトモスが搭載

ロータスのSUV新型「オールエレクトリックハイパー」にドルビーアトモスが搭載

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