アキュフェーズから、一体型SACD/CDプレーヤー「DP-770」(¥1,507,000、税込)が発売された。同社DP-1000+DC-1000の技術を受け継ぎ、一体型の究極を目指したモデルとなる。
高剛性・高精度ドライブに、アウター・ローター型ブラシレスDCモーターを配したトラバース・メカニズムにより、ディスクを滑らかに回転させて、正確にデータを読み取ることができる。
デジタルプロセッサー部は、ESSテクノロジーの「ES9028PRO」を8回路並列駆動した、8MDSD(DSD信号)/8MDS++(PCM 信号)方式D/Aコンバーターを構成、さらにI/V変換回路に独自のANCC低ノイズ化技術を搭載して性能向上を図ることで、きわめて高い変換精度と低ひずみ・低雑音を可能とし、SACDの魅力を引き出してくれる。また豊富なデジタル入力端子を装備しており、単体DACとしても使用可能だ。
DP-770の主な特長は以下の通り。
●高剛性・高精度・低重心の高品位SACD/CDドライブ搭載
●8回路 並列駆動「MDSD/MDS++D/Aコンバーター」搭載
●I/V変換回路に低ノイズ・低ひずみ化技術と、アキュフェーズ独自のANCCを搭載
●データディスク(CD-R/-RW、DVD-R/-RW/+R/+RW)の再生も可能
●ライン/バランス独立構成の「Direct Balanced Filter」回路搭載
●高音質カスタム仕様平滑コンデンサー搭載低雑音電源回路
●アナログ、デジタル独立構成大型電源トランス
●デジタル・インターフェイスのHS-LINK(Ver.1,Ver.2)、およびUSB装備
●バランス出力に極性切替えスイッチを装備
●好きな曲順で音楽を楽しめるプログラム演奏機能
●サンプリング周波数とビット数を表示
●自然木本木目仕上げのウッド・ケース
「DP-770」の主なスペック
●再生可能ディスク:SACD(2ch)、CD、データディスク(CD-R/-RW、DVD-R/-RW/+R/+RW)※対応フォーマット:WAV、FLAC、DSF,DSDIFF
●接続端子:デジタル入力4系統(HS-LINK、光・同軸デジタル、USB)、デジタル出力3系統(HS-LINK、光・同軸デジタル)、アナログ出力2系統(XLR、RCA)
●最大サンプリング周波数/ビットレート
・HS-LINK Vre.1:DSD 2.8MHz、リニアPCM 192kHz/24ビット
・HS-LINK Vre.2:DSD 5.6MHz、リニアPCM 384kHz/32ビット
・USB:DSD11.2MHz(ASIO)、リニアPCM 384Hz/32ビット
・光デジタル:リニアPCM 96kHz/24ビット
・同軸デジタル:リニアPCM 192kHz/24ビット
●寸法/質量:W477×H156×D395mm/28.5kg