オルトフォンジャパン(G505)

画像: ▲左側のターンテーブルにセットされているのが「SPU GTE 105」。右側はフラッグシップの「MC Diamond」

▲左側のターンテーブルにセットされているのが「SPU GTE 105」。右側はフラッグシップの「MC Diamond」

●製品ジャンル:MCカートリッジ
●ブランド名:
●製品名:SPU GTE 105
●価格:未定
●発売時期:年内発売予定

 オルトフォンジャパンブースでは、例年通り大がかりなシステムを組み上げ、アナログレコードを極上のサウンドで試聴デモしていた。注目は二つ。一つは、シェル内にMC昇圧トランスを内蔵したカートリッジ「SPU GTE 105」。同仕様モデルとしては約30年ぶりの復活になるという。型番の105は、Ortfonの創立105周年を意味しているそう。デモでは、通常のレコードは105で、後述するラッカー盤はMC Diamondで再生していた。

画像: オルトフォンジャパン(G505)

 もう一つは、TIAS直前に別会場でデモを行なっていた、オーストリア・ウィーン発のプレミアムラッカー盤「MASTERCUT RECORDS」の展示&試聴デモ。「BILL EVANS TRIO」「GETZ」「JOHN COLTRANE」の3タイトルがラインナップされていて、11月に日本上陸。各タイトル100枚限定で、価格は各¥99,000(税込)となる。担当者の弁によれば、出足は好調だという。

トライオード(G507)

画像: ▲「JUNONE M845」

▲「JUNONE M845」

●製品ジャンル:管球式モノーラルパワーアンプ
●ブランド名:JUNONE
●製品名:JUNONE M845
●価格:未定
●発売時期:2024年夏

画像: ▲JUNONE REFERENCE II

▲JUNONE REFERENCE II

●製品ジャンル:管球式プリアンプ
●ブランド名:JUNONE
●製品名:JUNONE REFERENCE II
●価格:未定
●発売時期:2024年夏

 トライオードでは、イベント直前に発表された新製品に加え、試作機も多数展示。いずれも発売は予定されているそうで、来年にかけて新製品が大挙して発表されることになるだろう。注目は、JUNONEのプリアンプ「JUNONE REFERENCE II」、パワーアンプ「JUNONE M845」。REFERENCE IIは、プリメインアンプ「EVOLUTION」搭載の回路をさらに改良して搭載。電源回路も低ノイズ化しているそうで、S/Nも大幅に向上しているという。電子ボリュームやリモコン対応など、新世代らしい機能もサポートする。

 一方のM845は、型番の通り845真空管と300Bを組み合わせ、あらゆるスピーカーを鳴らせるように、より強力なドライブ能力を備えたモノーラル仕様の製品となる。プリ段にソリッドステートの回路(FET)を組み合わせるなど、新しいチャレンジもしているそうだ。

画像: ▲会場の様子

▲会場の様子

画像: ▲初日、午前中に行なわれたデモは、土方久明先生が担当

▲初日、午前中に行なわれたデモは、土方久明先生が担当

画像1: トライオード(G507)
画像2: トライオード(G507)
画像3: トライオード(G507)

SOULNOTE(G508)

画像: ▲手前側中央が「A-3」

▲手前側中央が「A-3」

●製品ジャンル:プリメインアンプ
●ブランド名:SOULNOTE
●製品名:A-3
●価格:¥1,848,000(税込)
●発売時期:発売中

 SOULNOTEでは、3rdステージの各モデル
 プリメインアンプ「A-3」
 プリアンプ「P-3」
 モノーラルパワーアンプ「M-3」
 SACD/CDプレーヤー「S-3 ver.2」
 D/Aコンバーター「D-3」
 を組み合わせたシステムで、1時間おきに50分のコマで、ほぼ一日中試聴会を行なっていた。いずれの回も立ち見も出る盛況ぶりで、製品の人気の高さを表しているようだった。エンジニアで講師も務めていた加藤氏も、嬉しそうな笑顔で来場者をもてなしていた。

ロッキーインターナショナル(G509)

画像: ▲WHARFEDALE「AURA1」

▲WHARFEDALE「AURA1」

●製品ジャンル:スピーカーシステム
●ブランド名:WHARFEDALE
●製品名:AURA1
●価格:未定
●発売時期:未定

画像: ▲Musical Fidelityのプリメインアンプ「A1」

▲Musical Fidelityのプリメインアンプ「A1」

●製品ジャンル:プリメインアンプ
●ブランド名:Musical Fidelity
●製品名:A1
●価格:未定
●発売時期:2024年

 ロッキーインターナショナルでは、ミュンヘンハイエンド2023で発表した製品をメインに、展示・試聴デモを行なっていた。スピーカーでは取り扱いWHARFEDALE社のモデルが多数並べられ、参考展示の「AURA1」のほか、人気の「LINTON Heritage」には、アナログ的なサウンドに、多くの来場者が聴き入っていた。

 Musical Fidelityからは、プリメインアンプ「A1」「Nu-Vista800.2」、DAC「M6xdac」を参考展示しており、注目は比較的手の届きやすい価格となるA-1。A級アンプ仕様ということで、展示・試聴状態では天板がかなり熱くなっていた。価格は30万円前後で、来年の発売を予定しているそうだ。

画像: ロッキーインターナショナル(G509)

ディーアンドエムホールディングス(マランツ/G510)

画像1: ディーアンドエムホールディングス(マランツ/G510)

●製品ジャンル:ネットワークCDプレーヤー
●ブランド名:Marantz
●製品名:CD50n
●価格:¥231,000(税込)
●発売時期:11月上旬

画像2: ディーアンドエムホールディングス(マランツ/G510)

●製品ジャンル:プリメインアンプ
●ブランド名:Marantz
●製品名:MODEL 50
●価格:¥231,000(税込)
●発売時期:11月上旬

 ディーアンドエムホールディングスでは、()付きで“マランツ”と表記しているように、取り扱いブランドの中から、マランツを筆頭に、Bowers & Wilkins、DALI、Classe、Pro-Ject、AudioQuestたちを組み合わせて一大試聴会を実施。弊社、動画サイトのインタビューにもあるように、同社の試聴室に近い環境を構築してのデモには、多くの来場者が集まり、活況を呈していた。

 取材に訪れた際には、先に発表されたDALIブランドのハイエンドスピーカー「EPIKORE 11」が、日本初登場。マスコミ向けの内覧会で聴いたものよりさらにエージングの進んだ豊潤な音を奏でていた。

画像: ▲DALI「EPIKORE 11」のデモの様子

▲DALI「EPIKORE 11」のデモの様子

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