ヤマハから、同社ネットーワークレシーバーのエントリーモデル「R-N600A」が10月上旬に発売される。価格は¥88,000(税込)で、ブラックとシルバーの2色をラインナップする。

 同社では長年の製品開発で培われた高音質技術・設計思想を継承したプリメインアンプに最新のネットワーク機能を搭載し、多彩な音楽コンテンツを手軽に高音質で楽しめるネットワークレシーバーをラインナップしている。今年5月に発売されたトップモデル「R-N2000A」を筆頭に、9月には「R-N1000A」「R-N800A」が登場、R-N600Aはその末弟という位置づけだ。

画像1: ヤマハのネットワークレシーバーにエントリーモデル「R-N600A」が加わった。本格プリメインアンプに最新ネットワーク機能を搭載し、多彩な音楽コンテンツを楽しめる

 そのR-N600Aは、ヤマハ伝統のピュアオーディオ設計思想 “ToP-ART”(Total Purity Audio Reproduction Technology)に基づいて設計されている。シンメトリカル(左右対称コンストラクション)&ダイレクト(信号経路のストレート化・最短化)にこだわった回路レイアウトと、不要振動を吸収・遮断する独自の特殊樹脂フレーム “アートベース” を搭載した制振・高剛性シャーシとの組み合わせによって、機器内部の環境が常に音楽信号の流れに忠実であることを目指した。

 シングルプッシュプル出力段を搭載したディスクリート構成のアナログパワーアンプに加え、カスタムメイドの大型EIコア電源トランスやブロックケミコンの投入、ローインピーダンス化を徹底させた大容量パワーサプライなどにより、スピーカーを素直に力強く鳴らし切る卓越したドライバビリティーも実現したという。

 デジタル・オーディオの要でもあるD/AコンバーターにはESS製を搭載し、電流モードで使用したうえに、専用の独立電源やグラウンドを採用している。さらにヤマハ独自のモジュールと組み合わせることでジッターノイズの大幅な低減と高S/Nを実現、ハイレゾ音源特有のデリケートな音の違いやニュアンスを忠実に描き分ける音質性能も備えている。

画像2: ヤマハのネットワークレシーバーにエントリーモデル「R-N600A」が加わった。本格プリメインアンプに最新ネットワーク機能を搭載し、多彩な音楽コンテンツを楽しめる

 無線/有線によるネットワーク再生やフロントパネルに搭載したUSB Type-A端子からは、リニアPCM 384kHz/32ビット(WAV/AIFF)や384kHz/24ビット(FLAC)、DSD 11.2MHzのハイレゾ再生に対応。ESS製D/Aコンバーターとヤマハ独自のモジュールにより、ハイレゾ対応ストリーミングサービスやダウンロード音源なども、高品位に再現できるそうだ。

 その他の接続端子としては、最大192kHz/24ビットに対応した光/同軸デジタル入力を4系統と、MMカートリッジ対応のフォノ入力を含む5系統のアナログ入力を装備している。なお上位モデルのR-N2000AとR-N1000AにはARC対応HDMI端子が搭載されていたが、R-N600AはHDMI端子は非搭載という。

 Bluetooth再生機能も備えており、スマートフォンやタブレット、Bluetooth対応デジタル・オーディオプレーヤーなどの音声をワイヤレスで再生(受信)できる。さらに本機の音声をBluetooth対応ヘッドホンやスピーカーなどに飛ばして(送信)聴くこともでき、より自由なリスニングスタイルを叶えてくれる。

画像3: ヤマハのネットワークレシーバーにエントリーモデル「R-N600A」が加わった。本格プリメインアンプに最新ネットワーク機能を搭載し、多彩な音楽コンテンツを楽しめる

 他にもワイドFM/AMチューナー搭載なので、ノイズや電波障害によりAM放送が受信しにくい地域でもAM局の放送番組をFM並みの高音質で快適に聴取できる。放送局はFM・AM合わせて最大40局までランダムにプリセット可能という。

 上位機同様に、ヤマハハイファイモデルの伝統を継承したヘアライン仕上げのアルミフロントパネルを搭載。使用頻度に合わせて大きさや奥行を変えたロータリーダイヤルと4個の矩形ノブが配置されている。入力ソースなどを見やすく表示するディスプレイも搭載した。

「R-N600A」の主なスペック

●定格出力(20Hz〜20kHz、6Ω、0.07%THD):70W+70W
●接続端子:アナログ音声入力5系統、(PHONO 1系統)、デジタル音声入力4系統(光×2、同軸×2)、USB Type-A 1系統、アナログ音声出力2系統、サブウーファー出力1系統、ヘッドホン出力1系統、LAN端子1系統(100Base-TX/10Base-T)、他
●対応フォーマット:MP3、WMA、MPEG4 AAC、WAV、FLAC、AIFF、ALAC、DSD
●Bluetooth対応コーデック:受信時SBC/AAC、送信時SBC
●内蔵チューナー:FM/AM
●消費電力:190W(待機時0.2W、ネットワークスタンバイOFF)
●寸法/質量:W435×H151×D392mm(Wi-Fiアンテナ含まず)/9.8kg

This article is a sponsored article by
''.