ラックスマンから、ネットワークトランスポート「NT-07」が発表された。定価は¥594,000(税込)で、7月下旬の発売を予定している。

 NT-07は、昨年の東京インターナショナルショウで参考出品され、注目を集めた同社初の多機能ストリーマーだ。入力端子はLAN、USB Type-A(フロント、リア)、HDMIが各1系統で、出力端子としてDAC接続用USB Type-A、ARC対応HDMI、デジタル音声出力(光、同軸)を備えている。D/Aコンバーター回路は搭載していないので、お気に入りのDACにつないでそれぞれの入力からの音声を楽しむことになる。

画像1: ARC対応HDMI端子を搭載した、ラックスマンの多機能ネットワークトランスポート「NT-07」が7月下旬に発売。ハイレゾからテレビの音まですべてを高品質に再生する

 注目はHDMI入力&ARC対応HDMI出力の搭載だろう(最大PCM 192kHz/24ビットのリニアPCM、2chに対応)。これによりBDプレーヤー/レコーダーの音声はもちろん、ARC対応テレビとつなぐことで放送コンテンツも手軽にいい音で楽しめることになる。4Kパススルー対応なので、UHD BDレコーダーや4Kテレビと組み合わせてもいい。

 ネットワーク機能としては、LAN経由でNASに保存されたファイル音源の出力が可能。Qobuz、TIDAL、Spotify、TuneInといった最新のストリーミングサービスにも対応している。その他、MQAフォーマット音源のコアデコードにも対応済だ(ON/OFF可能)。

 USB出力は、最大でPCM 768kHz/32ビット、DSD22.5MHzの信号に、同軸と光デジタル出力は最大192kHzの PCM信号に対応しており、ハイレゾ音源への対応も万全だ。再生フォーマットごとに設定可能なPCM/DSDリサンプリング機能も備える。なおUSBと同軸/光デジタル出力は切り替え式なので、接続するDACに応じて選ぶことになる。

画像2: ARC対応HDMI端子を搭載した、ラックスマンの多機能ネットワークトランスポート「NT-07」が7月下旬に発売。ハイレゾからテレビの音まですべてを高品質に再生する

 回路面では、音質を最優先した大型電源トランスと、10,000μF×2の大容量ブロックコンデンサーで構成された高いノイズ圧縮率を誇るハイイナーシャ(高慣性)電源回路を搭載する。

 NT-07専用のコントロールアプリ「LUXMAN Stream」も準備され、音源の選曲やプレイリストの作成、本機のさまざまな設定もここから可能という。その他、総合音楽再生ソフトRoonの出力機器としても対応予定とのことだ(Roon Ready対応の認証作業中)。

「NT-07」の主なスペック

●接続端子:LAN端子、HDMI入力、USB Type-A×2、デジタル音声出力×2(光、同軸)、HDMI出力(ARCサポート)、DAC接続用USB Type-A
●対応サンプリング周波数/ビットレート:
USB(DAC)端子
 PCM=44.1/48/88.2/96/176.4/192/352.8/384/705.6/768kHz、16/24/32ビット
 DSD=2.8/5.6/11.2/22.5MHz、1ビット
OPT、COA X、HDMI OUT(ARC)端子
 PCM=44.1/48/88.2k/96/176.4/192kHz、16/24ビット
●対応ファイルフォーマット:WAV、AIFF、FLAC、ALAC、MQA、MP3、AAC、DSD(DSF、DFF)
●ストリーミング・プロトコル:UPnP(OpenHome)、TIDALConnect、Spotify Connect、RoonReady(対応予定)
●消費電力:24W
●寸法/質量:W440×H92×D398mm(端子含む)/10.3kg

https://www.luxman.co.jp/presspro/nt-07

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