ユキムは、ドイツ、ELAC(エラック)から、VELAシリーズのブックシェルフスピーカー「VELA BS 404」を5月に発売する。ハイグロス・ブラック/ハイグロス・ホワイト仕上げが¥594,000(ペア、税込)、ハイグロス・ウォールナット仕上げは¥627,000(ペア、税込)。

 VELAは、アルミニウムとMDFからなるハイブリッド・エンクロージャーが特徴的なスピーカーシリーズで、BS 404はキールの自社工場で生産される2023年の最新モデルだ。VELAシリーズのフラッグシップ「FS 409」と同様のラージサイズ・エンクロージャーにJET Vトィーターと180mmウーファーを搭載。高エネルギーのトランジェントに卓越した能力を備え、反応に優れた機敏な再現力は一般的なブックシェルフ・スピーカーとは一線を画している。

画像1: エラックからブックシェルフスピーカー「VELA BS 404」が新登場。JET Vトィーターと180mmウーファーを搭載し、反応に優れた機敏な再現力が持ち味

 VELAのキャビネットは、優雅なデザインと美しい仕上げが特長。フロントバッフルを3度スラントさせ時間軸の整合をはかったエンクロージャーは、アルミ・ダイキャストの堅牢なベース部にマウントされている。フレアー型のグラス・ファイバー製バスレフ・ポートは底面に向かって設置され、壁反射の影響を受けにくくしている。エンクロージャー内部に発生する強力なエネルギーを受けとめるためエンクロージャーのトップとスピーカーターミナルには、頑丈なアルミニウム・プレートが採用された。

 高域を受け持つJET Vトゥイーターも、キールにあるELAC本社工場でハンドメイドで生産されている。25mmドーム型トィーターの10倍の振動板面積を持ち、高いパワーハンドリングを備えているのも特長だ。VELAシリーズでは、JET Vに新デザインのウェーブガイドを装着し、理想的な放射特性を得ている。

 低域用のAS-XR CONEウーファーは、ペーパーコーンとアルミニウムコーンを重ねた、軽量で内部損失に優れた振動板を採用。振動版表面にはクリスタル・ラインと呼ばれる幾何学模様のパターンを加えることで、強度を10倍アップさせている。VELAに採用されたAS-XR(アルミ・サンドウィッチ・クリスタルライン)ウーファーはラバーのエッジ部を拡大し、可動域の広いロングストローク・ボイスコイルのレスポンスを高めてパワー・ハンドリング性能を向上させている。

画像2: エラックからブックシェルフスピーカー「VELA BS 404」が新登場。JET Vトィーターと180mmウーファーを搭載し、反応に優れた機敏な再現力が持ち味

 ネットワークは、ウーファー専用基板とトィーター専用基板を分離、内部配線にはVan den Hul製ケーブルを採用した。スピーカー・ターミナルはウーファーからの逆起電力をキャンセルするのに有効なバイワイヤリング接続に対応している。

「VELA BS 404」の主なスペック

●型式:2ウェイ2スピーカー、バスレフ型
●使用ユニット:JET Vトゥイーター、180mm AS-XR CONEウーファー
●能率:87dB/2.83V/m
●インピーダンス:4Ω
●周波数特性:38Hz〜50kHz
●クロスオーバー周波数:2,400Hz
●入力:80W(定格)/120W(最大)
●寸法/質量:W276×H412×D332mm/9.7kg

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